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働き方

2026.08.05 10:26

優秀な人材が実践する、職場での境界線を引く5つの言葉

Adobe Stock

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多くのプロフェッショナルは、起こり得る結果を恐れて、職場で境界線を引くことをためらう。しかし、常時稼働型のプレッシャーの強い労働文化では、絶えず「イエス」と言うことがトップパフォーマーの条件だと誤解されがちだ。実際はその逆かもしれない。集中は品質を高める一方、過負荷状態の社員がトップパフォーマーになることは稀だ。仕事を抱え込み過ぎることは、燃え尽き症候群や業務上のミスを招くだけである。

グローバル・テック&人材会社のConnextが実施した2025年の「Confidence Gap Survey」によると、調査対象の従業員の64%が、長時間ログインしていること、長時間オンラインでいること、実質的な目的のない会議に出席することといった「生産性の見せかけ」に対して(少なくとも時々は)報われていると感じているという。だが、そうしたパフォーマンスは、真のハイパフォーマーになることや、自身の人脈を広げることには結びつかない。記憶に残り、代替できない存在になるためには、優先順位付けが必要だ。ここでは、ハイパフォーマーが職場で使う境界線を引くための5つのフレーズを紹介する。

1. 「これは引き受けられますが、XYZの優先順位を下げる必要があります」

土壇場での依頼や追加業務が、過負荷のリスクを伴う形で降ってきた際に使うフレーズだ。協力する意欲を示しつつ、優先順位についての対話を促す。大規模なチームを率いるマネージャーの中には、あなたの日々の業務量やキャパシティを常に把握していない者もいる。このフレーズは、そうした情報を提供する。加えて、あなたが事業の優先事項について戦略的に考えていることも示せる。リーダーは1日の中で膨大な意思決定を下さねばならない。「あれかこれか」の選択肢を提示することで、意思決定疲労を軽減できる。

2. 「これをきちんとやり遂げるには、より多くの時間か、成果物を減らす必要があります」

このフレーズは、仕事の質と実現可能な成果への関心を伝える。非現実的なスケジュールを提示されたとき、業務範囲が際限なく広がったとき、あるいは追加のコミットメントが積み重なった際に使う。組織の中には、忙しさを生産性と取り違え、成果より見た目を評価するところもある。このフレーズを使って優先順位を再設定し、質よりスピードを選ぶ連鎖を断ち切ろう。

3. 「その時間は対応できませんが、こちらの時間帯であればサポートできます」

通常業務時間外や即時対応が当然視されるようになってきた場合に使うフレーズだ。完全な拒否ではなく代替案を提示する。可能なときに全力を注ぎたいという姿勢を強調するものだ。明確で、直接的、かつ未来志向である。同僚や上司が一見緊急、あるいは突発的な依頼をしてくるのは、彼ら自身が他者からの圧力に晒されているからであることも多い。このフレーズは、相手に一息ついて状況を整理する時間を与える。企業における大半の仕事は、そう感じられることはあっても、生死を分ける状況ではない。この境界線フレーズは、自分の時間と他者の時間の双方に敬意を払うものだ。

4. 「今すぐ引き受けます。その場合、何を保留にするか、他の同僚に引き継ぐか教えてください」

新しい業務を任されることは、通常、リーダーがあなたの遂行能力を信頼している証だ。このフレーズは協力関係を保ちつつ、リソースの制約を理解していることを伝える。現在の責任範囲を大きく超える依頼があった際に使う。役割はスキルの向上とともに進化する。この機会を利用して、もはやキャリアに寄与しない業務のうち、何を手放すのが妥当かを考えよう。後輩の同僚があなたの業務の一部を担うことでメリットを得られるかもしれない。このフレーズは、あなたがリーダーのように考えていることを示す。

5. 「今は手一杯です。[具体的な日付]に改めて対応できます」

このフレーズが有効なのは、依頼者に情報と判断材料を提供するためだ。彼らは、あなたが後で対応することと、他の誰かが今すぐ提供することのどちらが重要かを決めねばならない。あなたの役割を超える依頼が繰り返される場合や、締め切りが集中する時期に使う。自己認識、正直さ、そして長期的な信頼性を伝えるものだ。この中立的な境界線フレーズは、不必要な言い訳を避けることにつながる。従業員が実現不可能な締め切りを逃すのではなく、業務の適時な遂行に集中することを可能にする。

ハイパフォーマーは、同時進行する多くの要素をうまく操っている。何がいつ提供できるかを把握しているのだ。境界線を引くことは、自己管理、優先順位付け、プロフェッショナルとしての成熟度を示すシグナルとなる。優れたリーダーは、短期的な英雄的行為よりも、持続可能なパフォーマンスを求める。境界線を単なる拒絶ではなく、キャパシティ管理として再定義することは、強い自己認識と会社を前進させる思考態度の表れである。境界線を引くハイパフォーマーの価値を認める組織こそが、要求の厳しいビジネス環境で成功し、繁栄するのだ。

forbes.com 原文

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