ウクライナからの報告。1623日目。
7月のミサイル攻撃は過去最悪に
ウクライナ空軍が公表したデータに基づくと、ロシアによるウクライナに対するミサイル攻撃の規模とペースは7月、いずれも過去最悪となった。
ロシア軍は7月に各種ミサイルを計381発発射した。1日平均で12発強になる。2022年2月の全面侵攻開始以来、月間発射数、1日あたりの発射数ともに最多だった。
これらの数字は、ロシアが進化させ続けている空襲作戦において、ミサイルの果たす役割が大きくなってきていることも浮き彫りにしている。ロシアによる大規模攻撃では、使用される兵器の数では引き続きドローン(無人機)が圧倒的に多いものの、7月にはミサイルが占める割合がこれまでで最も高くなった。
ザポリージャの集合住宅に滑空爆弾爆撃
ロシア軍は8月2日の日中、ウクライナ南部の都市ザポリージャの住宅地区に対し、強力な滑空爆弾を90分の間に8発投下した。集合住宅を直撃し、イワン・フェドロウ州軍行政府長官によると1人が死亡、少なくとも31人が負傷した。
倉庫へのドローン攻撃で教科書など数百万冊が失われる
ウクライナ北東部の都市ハルキウでは8月1日、同市に本社を置く出版社ラノクの倉庫がロシア軍のドローン攻撃を受けた。同社のビクトル・クルフロウ社長は、新学期を前に学校へ配送される予定だった教科書を含む書籍数百万冊が焼失するなどして使用不能になったと明らかにした。
クルフロウによると、倉庫はロシア軍のジェットエンジン搭載ドローン2機を被弾した。1機目の攻撃で火災が発生し、従業員が消火活動を始めた数分後に2機目が襲った。
また、ロシア軍が7月28日にウクライナ各地に行った攻撃では、合計で少なくとも9人が死亡し、約70人が負傷した。最も被害が大きかったのは東部ドネツク州と南部ヘルソン州で、計7人が死亡した。
ハルキウから150キロの区間でガソリンスタンドが全滅
一方、ハルキウ州のオレクサンドル・スコリク州議会議員は、ハルキウと中部の都市ポルタバを結ぶおよそ150キロの区間にあるガソリンスタンドはすべてロシア軍の攻撃を受けており、ことごとく破壊されたとウクライナのテレビ番組で語った。スコリクによると、ロシア軍はこれまでにウクライナ各地でガソリンスタンドを200カ所超破壊しており、うち80カ所超はハルキウ州内の施設だという。



