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キャリア

2026.08.05 09:21

解雇された世代の逆襲──ミレニアル世代が「専門知識」を元雇用主に売り戻す

Adobe Stock

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レイオフ(一時解雇)は、増え続けるミレニアル世代にとって、単にキャリアを中断させるだけのものではなくなっている。それはむしろ、起爆剤なのだ。多くの労働者は、次のフルタイムの職を急いで探す代わりに、企業のリストラや自動化、コスト削減の動きに対応し、自らの専門知識をプロダクト(製品)化して、自分を追い出したのと同じ市場に売り戻している。

長年にわたり組織内で知識を蓄積してきたミッドキャリアのプロフェッショナルは、安定がもはや保証されていないため、この変化の影響を特に強く受けている。彼らは再び就職活動を始める代わりに、コンサルタントや、パートタイムで経営に参画する「フラクショナルリーダー」、あるいはソロプレナー(個人起業家)として労働市場に復職しており、多くの場合、従業員時代よりも強い権限を手に入れている。

クリエイターが作品の所有権を維持しながら事業を拡大できるよう支援することにキャリアを捧げてきた音楽業界のエグゼクティブであり起業家のジョージ・モンガーは、筆者にこう語った。「労働力としての人間を削減するたびに、そこには常にチャンスが生まれる。こうしたシステムは、依然として誰かが管理しなければならないからだ。そのプロダクトを最も使い込んできた人こそが、それを最もよく理解しているのだ」

ジョージ・モンガー

この気づきは、レイオフされたプロフェッショナルが自身の価値をどう捉えるかに、ますます大きな影響を与えている。彼らは自らのスキルを1社の雇用主だけに独占されるものと見なすのではなく、経験を知的財産(IP)として扱い、それをライセンス化、パッケージ化して、複数のクライアントを通じて収益化しているのだ。

その理由は単純だ。企業は、フルタイムの従業員を雇用したくない、あるいは雇用する余裕がない場合でも、業務そのものを処理する必要がある。そのギャップが、多くのプロフェッショナルにとってのチャンスに変わっているのだ。

企業メディアやジャーナリズムの世界を去り、現在はリーダーシップコーチ兼コンサルタントとして活動するフィービー・ギャビンは、次のように指摘する。「あなたを週に40時間必要とする企業よりも、週に10時間必要とする企業のほうがはるかに多い。4社と契約して週に計40時間働けば、1社で働くよりも多くの収入を得られ、柔軟性も高まる可能性がある」

フィービー・ギャビン

レイオフされる前、ギャビンはメディア業界が構造的な不安定さとアルゴリズムの変更によって内側から蝕まれていく様子を観察しながら、起業に少しずつ手を染め始めていた。「意思決定を下す人々は、パブリッシャーの回復力を高めるような行動は取らないだろうと気づいた」と彼女は語る。「だから私は、起きつつある変化を踏まえて、自分はどう存在したいのか、と問いかけるようになったのだ」

あらゆる業界でレイオフに直面しているミレニアル世代にとって、「この激動の労働市場でどう生き残るか」という問いが中心的なテーマとなっている。

ビジネスのように物事を考える

モンガーによれば、自身の仕事に対するコントロール権を求めて闘うプロフェッショナルと、原盤権の所有を求めて闘うアーティストとの間には、明確な共通点がある。どちらの状況においても、所有権の本質は独立性というよりも、交渉力(レバレッジ)にある。

「IP(知的財産)はアセットクラス(資産クラス)だ。自分が生み出した成果物からお金を稼ぐことができる。所有とパートナーシップの適切なバランスを見つけることが極めて重要だ。完全に手ぶらの状態では、やはり何も得られない」とモンガーは言う。

また、このマインドセットが、レイオフされた労働者たちのコンサルティングへのアプローチにますます影響を与えていると、彼は説明する。多くの人々は、成功には完全なコントロールが必要だという考えに固執するのをやめ、ライセンス契約のような関係――自立性を維持しながら収入を得られる、期間限定の契約、明確な成果物、および定義された業務範囲――を選択している。

モンガーは続ける。「私たちはビジネスのように考える必要がある。従業員として、私たちは時間をお金と交換している。クライアントのために価値を引き出し、その対価としてお金を受け取ることこそ、まさにビジネスが行っていることだ」

レイオフ、AI、そしてソロプレナーシップへの衝動

自動化と人工知能(AI)により、この変化はさらに加速している。ツールのコストパフォーマンスと能力が向上し、企業が労働力を見直す一方で、従業員も自身の価値を再評価している。

「AIは、労働に対する対価の支払われ方に革命をもたらしている」とモンガーは指摘する。「望むと望まざるとにかかわらず、それは現実に起きている。では、どのようなチャンスがあるのだろうか」

一部の人々にとって、それはテクノロジーを活用して規模を拡大し、専門的な知識をフラクショナル(パートタイム)の役職や、再現性のあるサービス、あるいはサブスクリプションへと変換することを意味する。また別の人々にとっては、従来の雇用関係からの完全な脱却を意味している。

ギャビンによれば、コンサルティングの魅力は経済的な面だけでなく、心理的な面にもあるという。

「企業と企業間の取引(BtoB)として関わることで、契約関係の性質上、より明確な境界線を引くことができる」と彼女は語る。「断るのを恐れるあまり、50時間も60時間も働くようなことはなくなる。安定をもたらす責任は、自分自身にあるのだ」

何十年も忠誠を尽くした末に親が解雇される姿を目撃し、現在は自身がその不確実性に直接直面している世代にとって、そのコントロール権は極めて重要である。

万能薬ではなく、再調整

しかし、ギャビンとモンガーは、この変化を美化しすぎることに対して警鐘を鳴らす。コンサルティングは、それ特有のリスクを伴う異なる形態の仕事であり、万能の逃げ道ではない。

「誰もが起業を目指すべきだというわけではない」とギャビンは言う。「すべてを自分で始めなければならず、あらゆる事柄が自分のコントロール下に入る。しかし、もしあなたにとって安定や時間の自由、コントロール権が重要であるなら、他人の会社でそれらを実現させることは極めて難しいだろう」

彼女はまた、人々の働き方の変化に伴い、何をもって「安全」とするかの定義も進化していると指摘する。レイオフされた多くのミレニアル世代にとって、1社の雇用主からの約束は、リスクの「分散」へと完全に置き換わった。

「別の仕事を手に入れるか、それとも自由を手に入れるかだ。どちらにせよ、次の5年はあっという間に過ぎ去る」とギャビンは続ける。「レイオフが日常茶飯事となった労働市場において、主体性や、自分のお金と時間に対するコントロール権といったトレードオフは、もはや理論上の話ではないのだ」

forbes.com 原文

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