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欧州

2026.08.05 08:30

ドローンからロボットが降下、ウクライナが世界初の「無人空挺強襲」を遂行

ウクライナ防衛軍の重輸送ドローン(無人機)が地上ロボットを運搬している様子とされる画像(Xで共有された動画から)

ARK-1は物資輸送や情報収集、兵器運搬に利用される。機関銃が装着されることもあるが、今回の車両はTM-62対戦車地雷を積んでいた。地雷を搭載したUGVは過去にも、ロシア軍の占拠する建物や防御陣地を破壊した事例がある。

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重輸送ドローンは単純に、自機から地雷を直接投下することもできる。しかしマースピアル方式には、ドローンを敵の防御射撃や電波妨害(ジャミング)の範囲から十分な距離をとって運用できるというメリットがある。降ろしたUGVが数kmないし十数km自走できるからだ。ただし、UGVが途中で立ち往生せずに走破できるよう、事前に経路を綿密に調べておく必要があるだろう。

UGVは待ち伏せ攻撃にも利用できる。目的地に着いたあと待機し、ロシア軍部隊が近くに出現すれば攻撃を仕掛ける。FPVドローンも同じような仕方でよく待ち伏せ攻撃を行っているが、UGVははるかに強力な弾頭を搭載できる。また、ドローンと比べて、地面を静かに走行するUGVは発見されにくく、散弾銃で阻止するのも難しい。

米軍は長年のロボット研究を生かせず

むしろ驚くべきなのは、この技術が実戦投入されるまでにこれほど時間がかかったことかもしれない。重輸送ドローンもUGVも、すでに十分に実証された技術であり、それらを組み合わせること自体は別に難しくない。米国人の観察者たちは、米国防総省がまさに同じ技術を何度も開発しながら、そのたびに計画を打ち切ってきたことを苦々しく感じているのではないか。

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米空軍の無人航空機戦闘ラボは2003年、空軍調査研究所(AFRL)と共同で「ストーク・プロジェクト(Project STORK)」を実施した。この計画では、高度約120mを飛行するドローンから小型UGVがパラシュートで降下し、市街地での偵察任務を遂行した。これは、ドローンによってUGVが展開された初の事例として知られている。

2009年には米陸軍の遠征戦士実験(AEWE)の一環で、無人ヘリコプター「MQ-8ファイアスカウト」から、重量約6kgの装軌式偵察UGV「ドラゴン・ランナー」を着陸・展開させる実証試験が行われた。

さらに2014年には、米陸軍のロボット技術コンソーシアム(ARTC)が「戦闘員の到達範囲をロボット工学によって拡大する(Extend the Reach of the Warfighter through Robotics)」と題した試験を実施した。この試験では、大型無人ヘリコプター「K-MAX」から重量2t弱の補給両UGV「分隊任務支援システム(SMSS)」を地上に降ろすことに成功した。試験の目的は、ロボットによる補給任務がどう機能するか実証することにあった。SMSSは、敵の火力にさらされ、航空機が進入するには危険すぎる可能性のあるラストワンマイル(目的地直前の最後の区間)を走破し、物資を届けることが想定されていた。

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翻訳・編集=江戸伸禎

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