この種の深く個人化された感情的関与は、ソーシャルメディアのフィードや検索エンジンでは起こらない。架空のキャラクターとのパラソーシャル関係に近い。ただし、そのキャラクターはこちらに返事をし、名前を覚え、午前3時にも利用できるという点が異なる。
AI依存症:「思考の節約」の影響力
AIを際立たせる認知的側面もある。研究者は2025年、AIのヘビーユーザーが次第に自らの思考をテクノロジーに預けるようになるパターンを特定し、これを「認知の節約」と呼んだ。時間が経つにつれ、脳の内省的で努力を要する部分の関与は弱まり、衝動的で習慣的な使用パターンが強化される。
これは、ソーシャルメディアのスクロールで見られる注意の断片化とは異なる。独立した思考や問題解決のより深い浸食である。一部の神経科学者は、この「認知的オフロード(思考の外部化)」が世代を超えて、高次の実行機能に関わる神経経路そのものを作り変える可能性があると警告している。
固有の「依存症」ではない可能性も
すべての専門家が「依存症」という言葉が適切だと考えているわけではない。行動嗜癖の第一人者であるジョエル・ビリュー博士が率いる研究チームは2025年の論文で、「ChatGPTやその他の会話型AIボットの問題使用に関する既存研究は、真の依存症診断を裏づける強固な科学的証拠を提供していない」と警告した。同チームは「モラルパニック」や、有用な新しいツールの熱心な採用にすぎないものを過度に病理化することに警鐘を鳴らしている。
これは重要な反論である。ソーシャルメディアを楽しむ人が全員問題を抱えているわけではないのと同様、AIを頻繁に使う人が全員依存症というわけではない。高い関与と、強迫や依存症へと変化する有害な依存との境界線は、使用時間の長さだけではなく、苦痛、制御の障害、機能低下の有無によって引かれる。
「AIの『依存症』をめぐるチャット利用は、AI強迫にもなり得る。報酬を得ていないのに、それでも話し続けなければならないと感じる状態だ。これはAI精神病にも発展し得る。たとえ他の人間から見れば明らかにそう見えるとしても、AIはあなたに『おかしい』とは言わない」とミュアは述べる。「会話の中で人間が『いつやめるべきか』を知っていることは、たとえバグのように感じられても、実は機能なのである。制限のない会話は有害になり得るが、それでも私たちはその手前の段階で引き込まれてしまう可能性がある」と同氏は付け加えた。


