NEWS Forbes JAPAN MEMBERSHIP 新機能|
記事ページ内の広告表示を最小限にしました

宇宙

2026.08.04 14:30

暗い空にペルセウス座流星群の流れ星を探し、はくちょう座を目印に天の川を辿る 今週の夜空

米カリフォルニア州クリーブランド国有林の松林の上を流れるペルセウス座流星群の火球。2016年撮影(Kevin Key/Slworking/Getty Images)

「テンペル第2彗星」を探してみよう

有名なハレー彗星とほぼ同じ大きさとみられる「テンペル第2彗星(10P/Tempel)」は、8月2日に太陽に最も近づく「近日点」を通過し、翌3日に地球に最接近したばかりだ。米航空宇宙局(NASA)によると、肉眼で見えるほど明るくはならないものの、双眼鏡や小型望遠鏡なら観測可能だという。赤道に近い低緯度地域のほうが見やすいが、日本からも観測できる。

advertisement
2026年8月7日(東京:午後11時頃)の南の空、「テンペル第2彗星(10P/Tempel)」の位置を示した図(Stellarium)
2026年8月7日(東京:午後11時頃)の南の空、「テンペル第2彗星(10P/Tempel)」の位置を示した図(Stellarium)
SEE
ALSO

サイエンス > 宇宙

8月3日に地球最接近、今夏はハレー彗星級の「テンペル第2彗星」を探してみよう

夕空を彩る「宵の明星」

流れ星や月につい目が行きがちな今週だが、西の空ではより気の長い現象が進行中だ。「宵の明星」の金星が日没後に明るさを増しており、押しも押されぬ夕空の主役として君臨しつつある。

advertisement

8月15日、金星は見かけの位置が太陽から最も離れて「東方最大離角」となり、地球からはちょうど半月状に欠けて見える。これ以降、軌道上で地球との距離が近づくにつれて見かけの直径は大きくなり、一方で、光って見える部分は三日月状に欠けて細くなっていく。同時に、金星は劇的に明るさを増す。常に分厚い雲が惑星の表面を覆っていて、太陽光の反射率が高いことが一因だ。

地球から見た金星の満ち欠けと見かけの大きさの変化。2004年撮影(SSPL/Getty Images)
地球から見た金星の満ち欠けと見かけの大きさの変化。2004年撮影(SSPL/Getty Images)

今後数週間かけて金星は印象的な三日月状へと姿を変え、その間も輝きを増し続けて、9月18日に「最大光度」に達する。そのとき、金星は月を除く夜空のどんな天体をも凌駕するまばゆい輝きを放つ。

今週の星座:はくちょう座

今週は、夜の帳が下りたら天の川を眺めるのにうってつけの週だ。だが、どこを探せばよいか知っているだろうか。

空が暗くなると、頭上高くにはくちょう座が大きくつばさを広げた姿を現す。これは全天でも指折りの「便利な星座」である。というのも、天の川の位置と向きを示すという、他の星座にはなかなかできない役割を果たしてくれるからだ。

2026年8月8日(東京:午後9時頃)の天の川とはくちょう座の見え方を示した図(Stellarium)
2026年8月8日(東京:午後9時頃)の天の川とはくちょう座の見え方を示した図(Stellarium)

はくちょう座を形づくる主要な星は大きな十字型に並んでいて、「北十字(ノーザンクロス)」の呼び名でも知られる。十字架の頂点に1等星デネブが輝き、根元にあたる位置に色鮮やかな二重星アルビレオがある。夜空に羽ばたくはくちょうの体をなぞると、まさに私たちの暮らす天の川銀河(銀河系)の円盤を横から眺めることになる。

はくちょう座(E. Slawik/NOIRLab/NSF/AURA/M. Zamani)
はくちょう座(E. Slawik/NOIRLab/NSF/AURA/M. Zamani)

夜空で最も明るい星たちのひとつであるデネブから、アルビレオへと十字を貫く線を辿ってみよう。これが天の川の流れそのものを示す目印だ。はくちょう座がはっきり見分けられれば、夏の夜空にきらめく他の星々がどこにあるかもわかるようになる。

forbes.com原文

翻訳・編集=荻原藤緒

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事