2026年8月は、彗星が太陽に最接近して始まる。ただ、天文ファンの多くにとっては来週に迫った「ペルセウス座流星群」の活動のピークを前に、そのはしりの流れ星を見つけるのが今週の主な楽しみになるだろう。新星爆発を目撃できる可能性もある中、6日の下弦の月以降は天体観測におあつらえ向きの暗い空がやってくる。8月4日からの1週間の夜空の見どころをまとめた。
8月6日(木):下弦の月
下弦の月を過ぎると月の出が深夜になり、10夜にわたって月明かりのない夜空が続く。この期間に、ペルセウス座流星群のはしりの流星を探してみてほしい。
8月7日(金)~8日(土):月とすばるが並ぶ
向かって右側がやや欠けた半月が、おうし座のプレアデス星団(すばる)と2夜にわたって共演する。両天体は夜半過ぎにほぼ同時に昇ってきて、空が白むまで共に夜空を旅する。
8月9日(日):月と火星が共演
未明~明け方に、月齢26の細い月が火星と一緒に昇ってくる。
今見つけられたらラッキー、ペルセウス座流星群の流れ星
夏の風物詩であるペルセウス座流星群の活動が最も活発になる「極大」は13日と予想されているが、すでに活動は始まっている。毎年最も確実に観測できる流星群のひとつで、「スイフト・タットル彗星(109P/Swift-Tuttle)」が内太陽系に残していった塵の帯(ダストトレイル)を地球の軌道が通過する際に生じる。
塵の粒子は多くの場合、砂粒ほどの大きさしかない。米国流星学会(AMS)によれば、これらの塵粒は秒速59kmという高速で地球の大気圏に突入し、大気と衝突して鮮やかな光の軌跡を夜空に描く。ペルセウス座流星群は非常に速い流星群で、「流星痕」と呼ばれるしばらく消えない明るい光跡を残すことがある。
ただ、極大前のこの時期は、1時間に数個しか流星が流れないこともある。あたりが暗くなってから北東の方角を向き、目が暗闇に慣れるのを待とう。流星が飛び出してくるように見える「放射点(輻射点)」はペルセウス座にあるが、流星は空のどこにでも現れる可能性がある。



