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ヘルスケア

2026.08.08 09:15

成人喘息患者は食物アレルギー4倍 食習慣と朝食欠食の意外な関係

stock.adobe.com

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気道に慢性的な炎症がある成人喘息は、肥満や食事との関連が以前から指摘されていたものの、健常者との違いを詳細に比較した研究は少なく、実態がよくわかっていなかった。そこで、データサイエンスに基づく食事と栄養療法の確立を目指す「おいしい健康」が、慶應義塾大学と共同で、健常者と成人喘息患者を比較する臨床研究を実施したところ、肥満、食事、食物アレルギーにはっきりとした違いが示された。

おいしい健康と慶應義塾大学医学部は、健常者175人、成人喘息の軽症から中等症の患者191人、重症の患者222人の合計588人を対象に調査を実施した。調査参加者には3日間の食事内容を記録してもらい、その結果を複数の管理栄養士が「日本食品標準成分表2015年版」にもとづき分析した。食物アレルギーは自己申告によるものを評価した。

それによると成人喘息患者は、健常者に比べてBMIが高い、朝食を抜く人が多い、食事の多様性スコアが低い、摂取食品数が少ない、大豆製品の摂取が少ない、食物アレルギーおよび花粉食物アレルギー症候群(PFAS)の頻度が高いことがわかった。

ちなみにPFASとは、花粉症のある人が、果物、野菜、豆類を食べたときに口の中やまわりの粘膜がかゆくなったり腫れたりするアレルギー症状のこと。このPFASと食物アレルギーの自己申告の頻度は、健常者の約4倍にのぼった。

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また、軽度肥満の人たちは、喘息コントロール(ACT)のスコアが低い、つまり、喘息の症状があまり抑えられていないこともわかった。

今回の研究成果は、あくまで成人喘息と食習慣および食物アレルギーの関連性を示すもので、因果関係を示すものではないが、おいしい健康取締役CEOの野尻哲也氏は今後、「食生活改善を通じた新たな喘息治療アプローチの確立」を目指すと話している。

出典:おいしい健康 成人喘息患者では、食物アレルギーの割合が健常者の約4倍に 〜慶應義塾大学との共同研究で、食事多様性の低下や朝食欠食との関連も判明〜

文 = 金井哲夫

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