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マーケット

2026.08.04 11:30

IMAX株価が過去最高値を更新 ノーラン監督『オデュッセイア』が牽引

Chukrut Budrul/SOPA Images/LightRocket via Getty Images

Chukrut Budrul/SOPA Images/LightRocket via Getty Images

劇場向けシステムを展開するIMAXの株価が米国時間8月3日に過去最高値を更新した。映画『オデュッセイア』の大ヒットによって月間の興行収入が史上最高を記録したことを受けたもので、リッチ・ゲルフォンドCEOはクリストファー・ノーラン監督が手がけた同作が「重力に逆らうような快進撃を続けている」と語った。

3日午後時点でIMAXの株価は4.9%高の約50ドルで推移している。同日午前の取引では一時50.72ドルの過去最高値をつける場面もあり、7月17日に米国で『オデュッセイア』が公開されて以来続く30%を超える株価上昇の勢いがさらに加速した。

同社が3日に発表した7月の全世界興行収入は2億5700万ドル(約403億円)に達し、IMAXの50年の歴史の中で最高の月間記録を打ち立てた。そのうち2億2100万ドル(約345億円)は『オデュッセイア』単独で稼ぎ出したものであり、単体作品によるIMAX劇場の世界興行収入としては史上最速のペースで2億ドルを突破した。

ゲルフォンドは声明の中で、「私たちは皆、クリストファー・ノーランの『オデュッセイア』が築く歴史の目撃者となっている。世界中の映画館での快進撃が続く中、この作品はあらゆるIMAXの興行収入記録を打ち砕くつもりのようだ」と絶賛した。「本作は映画業界における特筆すべき偉業であると同時に、その興行的な推移だ。かつてないほど重力に逆らい続けており、最終的にどこまで高く飛躍するかを予測することはもはや不可能に近い」

『オデュッセイア』は中国、日本、韓国といった主要市場ではまだ公開されておらず、今後の売り上げもさらに増加する余地を残している。

ノーランが全編IMAXカメラで撮影した本作は、公開初週末だけで2億6000万ドル(約408億円)以上を稼ぎ出し、瞬く間に監督自身の記録を更新した。しかし、米国で人気の高い「IMAX 70ミリフィルム」で上映できる映画館はわずか25館しかなく、一部の映画館では、監督が意図したアスペクト比で鑑賞できる上映回のチケットが公開の数週間前に完売状態となった。最速上映のチケットは公開の約1年前から発売されていたが、実際に公開が始まると、あまりの需要の高さに午前2時や午前6時の上映枠を急遽追加する映画館も現れた。

一方、先週末には『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』が北米のオープニング興行収入で3億6000万ドル(約565億円)を稼ぎ出し、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の歴代最高記録を塗り替えた。マーベル・スタジオが制作した本作は、先行上映だけで7200万ドル(約113億円)、公開初日には1億7000万ドル(約267億円)弱を売り上げ、すでに数々の新記録を樹立している。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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