製品リサーチおよびソフトウェアのレビューを行うSoftware Finderが、フルタイムで働く1003人を対象に実施した生産性パフォーマンスに関する調査によると、Z世代の労働者の80%が「生産的に働いているフリ」をしていることを認めた。この結果を単に世代特有の性質だと片付ける人は、より大きな本質を見落としている。
なぜZ世代の労働者の大半が「働いているフリ」を認めざるを得ないのか、そして、それが現代の企業社会(および米国の労働環境)の現状について何を物語っているのか、その理由を探る。
ミレニアル世代の燃え尽き症候群を目の当たりにしてきたZ世代
Z世代は、労働市場に参入した最も若い世代(1997〜2012年生まれ)である。この世代には、現在も働く他の4つの世代を観察し、そこから学ぶ機会があった。彼らは、人員削減や「ハッスル・カルチャー(がむしゃらに働く文化)」の台頭と衰退、企業がワークライフバランスを説きながら実際には過密労働に報酬を与える様子を目撃してきたのだ。
Z世代の前の世代であるミレニアル世代は、深刻な燃え尽き症候群(バーンアウト)に直面している。Aflacが2024年に実施した調査では、ミレニアル世代のほぼ3分の2が、中程度から高度の燃え尽き感を抱いていると回答した。Z世代は、上の世代が過重な業務や経済的プレッシャー、中堅キャリアのストレスに苦しむ姿を見てきた。彼らが仕事に対して異なるアプローチを模索するのも無理はない。
「価値の創出」ではなく「忙しそうな態度」を評価する企業文化
企業環境において「プレゼンティイズム(出社やオンライン状態の維持を重視すること)」は依然として根深い課題だ。正確な生産性測定の指標を欠く多くの企業は、いまだに「目に見えること(プレゼンス)」を仕事のパフォーマンスと同一視している。しかし、価値の創出は単に姿を見せることからは生まれない。むしろ不要な会議や、メッセージへの即時返信を迫るプレッシャー、および非効率で長い労働時間を招くだけである。
Z世代は、多くの組織が暗黙のうちに価値を置いていること、すなわち「忙しそうに見せること」に適応しているにすぎない。彼らは仕事に集中する代わりに、「Slack」や「Teams」のステータスを「オンライン(緑色)」に維持することに気を揉んでいる。
この問題は、Z世代や若手社員だけの問題ではない。調査によると、中間管理職の73%が、自身のマネージャーや経営陣に対して「生産的に働いているフリ」をしたことがあると認めている。管理職がそうしたパフォーマンスを行う理由は以下の通りだ。
・直属のマネージャーに対して生産的に見せるため(46%)
・経営幹部に対して生産的なフリをするため(27%)
・習慣化しているため(17%)
・人事や監視システムのせいにするため(10%)



