多くのプロフェッショナルが、何年も費やしてキャリアで成功するための秘訣を解き明かそうとしている。学位を取得し、華々しい肩書を追い求め、人脈を広げ、5カ年計画を綿密に立てる。こうした戦略は確かに道を切り開くきっかけになり得る。しかし、元IBMシニアエグゼクティブであり、長年企業の取締役を務めてきたロドニー・C・アドキンスによれば、持続的なキャリアの成功は、資格や肩書よりも、日々の習慣や、心地よいと感じる範囲を超えて自らを成長させるリスクを引き受ける覚悟に、はるかに大きく依存しているという。
グローバルなテクノロジー・イニシアチブを数十年にわたり率いてきたアドキンス(著書『Curiosity Redefines the Limits: Advantages Gained from Life, the Workplace, and the Boardroom』)は、キャリアが一本道であることはめったにないと考えている。AIが業界を変革し職務内容を書き換えるなかでも成長し続けるプロフェッショナルとは、適応力を持ち、好奇心を忘れず、学び続ける姿勢を持つ人々だ。
「未来は進化し続ける人のものだ」とアドキンスは語る。「テクノロジーは仕事を変化させ続けるが、学び、リードし、適応するための習慣こそが、優秀な人材とそれ以外の人々を分かち続けるだろう」
彼のアドバイスは、働く人々がかつてない職場の激変に直面しているタイミングでもたらされた。AIが定型業務を自動化し、組織の再編はかつてないスピードで進み、キャリアパスの予測は困難になっている。このような環境下では、技術的な専門知識だけではもはや不十分だ。プロフェッショナルには、リーダーシップ、心の知能指数(EQ)、そして見知らぬ領域に踏み出す自信が求められる。
優秀な社員になるための6つの習慣
多くの人は、キャリアの成功とは適切な学位の取得、適切な仕事への就職、あるいは適切な人脈によるものだと思っているが、アドキンスはそれよりもはるかにシンプルな、日々の習慣とリスクを恐れない姿勢に帰結すると言う。テクノロジーが職場をどう変えようとも、レジリエンス(回復力)の高いキャリアを築くために役立つと彼が考える6つの習慣を紹介する。



