業種で異なる線の引き方
容認できる線の位置は業種によっても動く。クールビズを受け入れる割合が最も高いのは、日常的にスーツを着ない職種の多い「医療・福祉・介護」で87.2%。選考時に受け入れられる具体的な服装としてTシャツについても60.0%と、全体の46.4%を大きく上回った。

服装を指定している企業が最も多いのは「IT・通信・インターネット」で63.5%だった。クールビズの受け入れ率は76.9%と全体並みで、特別に寛容というわけではない。それでも6割超が、何を着てくればよいかを事前に伝えていることになる。

企業が見ているのは軽装かどうかではなく、面接の場にふさわしく映るかどうかなのだろう。ただ、その線がどこにあるかは業種によっても企業によっても違い、応募者の側からは見えにくい。
調査を担当したマイナビキャリアリサーチラボの朝比奈あかり氏は「夏場の暑さが厳しく熱中症などの健康リスクも懸念されるなかでは、企業側が選考時の服装について事前に案内することで、応募者が安心して選考に臨みやすくなる」と指摘している。
応募者の迷いを減らし面接に集中してもらうためにも企業は一考する余地がありそうだ。
【調査概要】
調査対象:中途採用業務を担当する全国の経営者・役員または会社員829人
調査期間:2026年6月1日〜6月5日
調査方法:インターネット調査


