宇宙

2026.08.03 10:30

ペルセウス座流星群が降り注ぎ、皆既日食と食分96%の月食が世界を驚かす 8月の夜空

ペルセウス座流星群(Gabriel Gonzalez (noctografia)/500px/Getty Images)

今年最高の流星群、天の川との共演も

8月13日に極大となるペルセウス座流星群。最大の見ごろと予想される12日夜遅く~13日明け方は、ほぼ完璧な条件下で観測できる。13日が新月で、月明かりの干渉がないため、光害の影響のない暗い空の下でなら、かすかな流れ星でさえも見つけられるはずだ。

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ペルセウス座流星群は、極大時には1時間に80~100個の流星が出現し、特に明るい「火球」と呼ばれる流星も時折流れる。2026年は近年でも屈指の「当たり年」と目されている。月のない夜空と、頭上に弧を描く天の川も相まって、今年随一の星空観望におあつらえ向きの一夜となるだろう。

ペルセウス座流星群の火球(stock.adobe.com)
ペルセウス座流星群の火球(stock.adobe.com)

日没から約2時間後、暗い場所から南~南東の空を見上げれば、「夏の大三角」を貫いて夜空にアーチを架ける天の川が見える。澄み切った空の下では、光の塊のような星雲や星団、塵やガスが濃く集まった「暗黒星雲」が連なる暗い帯(暗黒帯)がはっきり確認できる。

2026年8月12日、日の入り2時間後(東京:午後8時35分)の南東の空(Stellarium)
2026年8月12日、日の入り2時間後(東京:午後8時35分)の南東の空(Stellarium)

「かんむり座T星」からも目が離せない

8月は、暗くなってから西の空高くに特徴的な半円を描く星座「かんむり座」を観察するのに最適な季節でもある。8月のかんむり座は夕暮れ時に天頂に達し、全天でも屈指の明るい1等星であること座のベガと、うしかい座のアルクトゥルス(アークトゥルス)を結んだ線の上に位置しているため、見つけやすい。

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2026年8月15日、日の入り1時間後(東京:午後7時32分)の西の空。こと座のベガ、うしかい座のアルクトゥルスを結んだ線の上、うしかい座寄りに半月状の「かんむり座」がある(Stellarium)
2026年8月15日、日の入り1時間後(東京:午後7時32分)の西の空。こと座のベガ、うしかい座のアルクトゥルスを結んだ線の上、うしかい座寄りに半月状の「かんむり座」がある(Stellarium)

かんむり座には、英語で「ブレイズ・スター(火炎星)」の異名をとる連星天体「かんむり座T星(T CrB)」がある。この連星系は約80年周期で新星爆発を繰りかえす珍しい「再帰新星」で、今年いつ爆発してもおかしくないとみられており、爆発すればまばゆい輝きを放って一時的に肉眼でも見えるようになる。宵の空高くかんむり座が昇っている夏の間に新星爆発が起これば、他のどの季節よりも多くの人の目に留まることだろう。

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夜空の今後の見どころ

2026年9月は、金星が夕空を席巻する。9月23日に秋分の日を迎えると、北半球では天文学上の秋が始まる。9月26日には太陽系で最も外側を公転する巨大な氷の惑星・海王星が、地球から見て太陽とちょうど反対側にくる「衝(しょう)」となり、望遠鏡を使えば今年最も明るく輝く姿を一晩じゅう観察できる。そして、9月27日には「ハーベストムーン」と呼ばれる満月が昇り、今年指折りの写真映えが期待できる。

米航空宇宙局(NASA)の探査機ボイジャー2号が1989年の夏に撮影した海王星(NASA/JPL)
米航空宇宙局(NASA)の探査機ボイジャー2号が1989年の夏に撮影した海王星(NASA/JPL)

forbes.com原文

翻訳・編集=荻原藤緒

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