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リーダーシップ

2026.08.05 10:15

「Please」や「ASAP」の落とし穴。外資で信頼を失うビジネス英語

Getty Images

8.「You're wrong」は、人格否定と受け取られる

会議で相手の意見に反対したいとき、いきなり

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✕ You're wrong.

と言ったら、かなりインパクトがあります。「攻撃されてる感じがする……」「ケンカ腰」「人格否定みたい」。よほど気心が知れている相手でない限り、避けたほうが賢明な表現です。

〇 I see your point, but I see it differently.(おっしゃっていることはわかりますが、私は違う見方をしています)

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相手の立場をいったん認めた上で反論する、大人の技術です。しかも“I see it differently.”は否定語を一切使わずに「違う」を伝えています。さらに“I don't think we're on the same page here.”(ここでは意見が一致していないと思います)なんて言い方も。“be on the same page”は「同じ考えをしている」という意味のイディオムです。

断るときこそ、感謝を先に置く

最後に、ビジネスで最も神経を使う「断り方」を一つ。ビジネス相手からの提案に対して、もし、

✕ I'm not interested.(興味がありません)
とだけ答えたとしたら。これでは相手が気を悪くしてしまう可能性があります。「ここまで直接的に言わなくても……」「話を聞く気ゼロって感じ」。

〇 I appreciate the offer, but I'm not interested.(ご提案ありがたいのですが、興味はありません)

冒頭に感謝を置くだけで、断っても相手への敬意が伝わります。

AIの進化により、英語のメールや資料は、今やネイティヴと遜色のないレベルで作れる時代になりました。しかし実際のビジネスの現場では、信頼は文章だけでなく、会話を通じた肉声や感情の共有によって築かれていきます。だからこそ今、相手への配慮を示しながら「自分の言葉で伝える力」が問われているのだと感じています。

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文=高橋基治/関西学院大学国際教育・協力センター教授

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