経営・戦略

2026.08.22 15:15

私を支えたのは「一冊の本」ではなく、「一つの言葉」だった|竹鶴孝太郎

今でも私は、ときどき相田みつをさんの本を開きます。何かに悩んでいるからではありません。むしろ年齢を重ねると、若い頃ほど悩まなくなるものです。それでも読み返す。すると、以前は気づかなかった言葉が目に入る。若い頃には分からなかった意味が見えてくる。私にとって、それは一種のリトリートのような時間です。

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AIが急速に進化し、人間を超える能力を持つ時代が来ると言われています。そんな時代だからこそ、自分自身を見失わないことがますます大切になるでしょう。だから私は今でも、この言葉を大事にしています。

「具体的に考え、具体的に動く」偶然は待つものではなく、自ら行動した先に現れるものだと思うのです。相田みつをさんの本は、人によって心に残る言葉が違うでしょう。私にとって大切だったのは、この言葉でした。そして皆さんにも、ぜひ自分だけの一言を見つけてほしいと思います。

『生きていてよかった』(相田みつを著、角川文庫)

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竹鶴孝太郎(たけつる・こうたろう)◎1953年、北海道余市生まれ。ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝とリタの孫。大学卒業後、ニッカウヰスキーに入社し、約20年勤務した後に退社。1998年にブランドコンサルティング会社を創設し、ブランディングプロデューサーとして活躍。現在は竹鶴商品研究所代表などを務める。

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文= 谷本有香 、編集= 大柏真佑実

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レジェンドに聞く「私のバイブルこの一冊」

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