さらに、細胞内の老化指標であるタンパク質(p21)の解析においても、タウリンの添加によって老化マクロファージの存在割合が低下していることがわかった。すなわちタウリンは、健全な細胞を傷つけることなく、蓄積した老化細胞のみをターゲットとして除去を促す作用を持つことが確認されたのだ。

タウリン自体は2023年にも健康寿命の延伸に関与することが報告されていたが、その具体的なメカニズムについては多くが謎に包まれていた。今回の発見は、そのメカニズムに「老化細胞の選択的除去」ということが確認され、今後の研究次第では、単なる一時的な疲労ケアにとどまらない、長期的なエイジングケアの可能性を示している。
「疲れをリセットする」ために摂取してきた定番の成分が、実は体の内側から細胞レベルでコンディションを整えていたという事実は、ヘルスケアに対する意識を一段引き上げる契機となるに違いない。
出典:大正製薬「タウリンが老化細胞の除去を促すことを発見」より


