手持ちのスキルを他部署に売り込む
営業からプロダクト部門への異動であれ、あるいは、マーケティングからオペレーション部門への異動であれ、ゼロから仕事を始めることにはならない。職務が変わっても価値を持ち続ける「汎用性の高いスキル」を活用するのだ。自分がまだ知らない技術的なツールに目を向ける代わりに、すでに習得している「自分の強みになるスキル」を売りにしよう。
例えば、営業からプロダクト部門へ異動したい場合には、「これまでX年間、自社の顧客から直接寄せられる不満に耳を傾けてきた」とアピールする。さらに、「顧客が自社製品から離れる理由を正確に把握している」と付け加えてもいい。プロダクト部門のリーダーは、ソフトウェアの知識はあっても顧客を理解していない人材より、こうした視点の方に、より大きな価値を見いだす可能性が高い。
現在の上司と話す
社内異動は、現在の上司を裏切ることになるのではないか、と不安に感じる人も多いだろう。こうした懸念を回避するには、彼らの元を離れるというより、社内で成長するという観点から会話を組み立てるといい。
現在の上司との面談では、自身が会社の成功に全力でコミットしていて、会社での長期的な成長について考えていることを改めて伝え、安心させよう。その上で、自身が目指す部署のチームが、事業規模拡大の問題にどう対応しているのかに興味を持つようになったこと、そして最終的には、自身の現在の専門性を、その分野にどう転換できるか探ってみたいことを話す。
さらには、今後6カ月のあいだに、そうした成長を進めるのにベストな方法を見いだしたい、と付け加えれば、あなたがこの転身について、以前から考えてきたことを示すことができる。こうしたアプローチは、考えが練り上げられていることを示すものであり、あなたが単に給与のためではなく、キャリアの構築を目指していることが上司に伝わる。
労働市場が停滞している時には、自ら動き出す必要がある。社内異動は、自らのキャリアパスを主体的に切り開くことであり、それは、単なる新しい肩書以上の意味を持つ。あなたはすでに、社員証も、Slackチャンネルへのアクセスも、人脈も持っている。それらを活用して、目指す場所へと進もう。成功を祈る!


