私たちは歴史上、最も情報に恵まれた時代のひとつを生きている。それにもかかわらず、何が真実なのかを見極めることは、かつてないほど難しくなっている。
日々、私たちはニュースの洪水にさらされ、誤情報はいたるところにある。ソーシャルメディアからオンラインメディア、さらにその先まで、情報は絶え間なく押し寄せ、その多くは誤解を招いたり、信頼に足りなかったりする。問題は明白な虚偽だけではない。半分だけの真実、都合よく選ばれた統計、事実を歪める切り取り方も含まれる。
では、どうすれば質の高い情報を見つけられるのか。それなしには、十分な情報に基づいた意思決定はできない。そしてそれは、高い成果を上げるために不可欠である。
筆者がより効果的に正確な情報を集めるのに役立っている、4つのアプローチを紹介する。
まずはマインドセットから始める
信頼できる情報を見つける責任は自分自身にある。つまり、確証バイアスや、自分の信念が肯定される心地よさを乗り越え、真実と正確さを求めるということだ。
ジャーナリストの仕事についての古い話があるが、ここにもよく当てはまると思う。
ある人が「空は青い」と言い、別の人が「空は緑だ」と言ったとする。このときあなたの仕事は、両者の考えを記事に並べて書くことではない。実際に外へ出て、自分の目で空を確かめることだ。
別の言い方をすれば、バイアスや不正確さに対する備えとして、一次情報を探すべきだということである。
ジャーナリストは長年、自らに倫理基準を課し、それを公開してきた。たとえば、こちらはウォール・ストリート・ジャーナルのものであり、こちらはニューヨーク・タイムズのページである。実際、ウォール・ストリート・ジャーナルはニュースリテラシーの学習サイトにもリンクしており、ニューヨーク・タイムズには詳細にわたる倫理的ジャーナリズムのガイドがある。
要するに、自分が正しくなければならないという思い込みから心を解き放ち、何が真実なのかを見極める姿勢を受け入れることだ。
すぐに確信しない
素早いシェアや即座の反応がもてはやされる、変化の激しい今日のメディア環境では、情報の文脈を理解できるまで、その情報と向き合うことが重要である。「まだわからない」と言ってもよい。
ここでは視点が重要だ。たとえば、自分自身の過去を振り返ってみるとよい。ある出来事について誰かに話したとき、その同じ場にいた別の人がまったく違う見方をしていた経験を思い出してほしい。
このような現象には名称があり、羅生門効果と呼ばれる。これは1950年の映画『羅生門』で示された考え方に基づく。同じ出来事を目撃した複数の人物が、何が起きたのかについて異なる視点を持つというものだ。彼らはいずれも、自分が見たものを確かに見たのだと強く信じている。しかし結果が示すのは、どれほど確信していようとも、そのうちの誰かは間違っているに違いないということである。
注意しなければ、自分も同じように絶対的な確信の立場に陥りかねない。心を開いておくことで、拙速な判断から自由になれる。
問いを立てる
意思決定のプロセスに問いを組み込むことだ。これは必ずしも容易ではない。問いかけは、挑戦、対立、あるいは人を遠ざける別の力学として受け止められることがあるからだ。
また、自分の問いかけが冷笑主義か軽信かのどちらかだという誤った二択を突きつけられることもある。だが実際には、それは真の識別力を発揮しているにすぎない。
最後に、結論に至る前に自分自身に問いを投げかけ、自らの前提を検証する必要がある可能性が高いことも忘れてはならない。
情報源を多様化する
常に、確実に、100%正しい情報源など存在しない。どんな組織も間違いを犯すし、その多くは意図的ではなく、単にその時点の状況を反映しているにすぎない。したがって、情報源をひとつだけに頼るのは、十分な知識を得る方法としては不十分である。競合する視点から複数の情報源を育て、豊かで多様なデータの蓄積を築くべきだ。
データは存在している
主導権を握り、自分の意思決定が正確な情報に基づくようにするかどうかは、あなた次第である。他者は、アルゴリズムも含めて、意図的であれ結果的であれ、あなたの注意をそらしたり、誤った方向へ導いたりしようとするかもしれない。しかし、長年にわたって有効性が示されてきた方法で対抗することはできる。
必要なデータを探し出すこと。それが大きな違いを生むかもしれない。



