事前調査では共和党劣勢の兆候も
共和党は今年、現在僅差で保っている、上下院での多数党の座を失うリスクに直面している。停滞する経済への不満やイラン紛争に対する不信感によってトランプの支持率が低迷していることが背景だ。29日に発表されたCNNの世論調査では民主党が共和党を8ポイントリードしており、特に投票意欲が極めて高い層では民主党が20ポイントも差をつけている。それに対し、今週発表された複数の調査でトランプの支持率は過去最低水準まで下落した。
マスクは2024年の大統領選でトランプ擁立のために2億6000万ドル(約413億円)以上を投じ、史上最大の政治献金者となった。以前見られていたトランプ政権や共和党に対する不満も目立たくなった中、マスクは現在再び共和党への関与を強めている。
彼は政府効率化省(DOGE)のトップを務めた後、昨年トランプ政権から離脱し、共和党を非難して新党結成を誓った。しかし、その後にはトランプとの関係をある程度修復している。マスクは昨年、弾劾を求めたりトランプとジェフリー・エプスタインを結びつけたりした過激な投稿の一部を削除し、自身がそうした投稿内容の一部を後悔している旨のコメントをXに投稿していた。それ以降、今年初頭に行われたトランプの中国訪問に同行するなど、マスクは大統領と共に公の場に何度も姿を見せている。
しかしその一方でマスクは先週、エコノミストに対し「政治に関与しすぎた。正直夢中になりすぎていた」と語ったほか、昨年5月にはブルームバーグに対し、「政治的支出に関しては、今後は大幅に減らすつもりだ」と述べていた。


