夏休みのお盆シーズン、家族を車に乗せて帰省やレジャーに出かける際、避けて通れないのが高速道路の「大渋滞」である。ただ、高速道路も整備され、かつてのような30kmを超える渋滞は少なくなったが、それでも10数kmはよく発生し、運転者はもちろん同乗者も疲労が溜まる。そうした渋滞に遭遇したとき、世の中のドライバーたちは、どの程度の渋滞で高速道路を降りたり、ルート変更を決断しているのだろうか。
ソニー損害保険がクルマで帰省する予定の人を対象に「お盆の帰省に関する調査」を実施したところ、高速道路の走行中に「どのくらいの渋滞でルートを変更するか」という問いに対して、最も多かったのが「10kmくらい」(22.3%)だった。次いで「5km以下」が18.7%、「20kmくらい」が17.2%となり、ドライバーによって渋滞に対する我慢の限界やルート変更の基準が大きく分かれていることがわかる。

筆者の経験から、自然渋滞で並行して走る一般道にもよるが数km~10km程度の渋滞ならそのまま高速に乗っていたほうが速い。渋滞を避け一般道へ降りるクルマで一般道が渋滞し、信号があると余計進みにくくなる。のろのろでも動いているなら高速道路に留まったほうが、確実に進み結果的に速く済むことがほとんどだ。
そんなドライバーに、今年のお盆に渋滞回避策として最も行いたいことという問いには、「ピーク日を避けて移動する」(40.6%)が約4割を占めてトップとなった。次いで「深夜・早朝に移動する」(19.9%)、「渋滞していないルートを選ぶ」(13.5%)と続いている。年代別で見ると、わずかではあるが、20代(3.2%)や30代(2.0%)といった若い世代では「生成AI(ChatGPTなど)に相談する」という新たな手法を検討する動きも一部で見られた。

このように、最も確実な渋滞回避策は「走行中の急なルート変更」ではなく、「出発日時そのものをピークからずらす計画性」にあると言えるだろう。移動途中の道路上で下道へ逃げる判断をする前に、事前に移動時間帯を早朝や深夜にシフトしたり、日程に幅を持たせたりすることが、家族全員がストレスなく旅行を楽しむことに繋がるはずだ。ちなみに、調査で帰省するタイミングのピークは8月15日となっている。

出典:ソニー損害保険株式会社「2026年 お盆の帰省に関する調査」より



