2026.07.31 08:00

秋以降も「航空運賃が下がることは絶対にない」、業界関係者が断言

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ジェット燃料価格の高騰が航空会社の利益を圧迫

航空会社の運営費の最大3割を占めるジェット燃料の価格は、5カ月間に及ぶホルムズ海峡の封鎖中に急上昇し、米国の航空各社の利益から数十億ドルが失われた。米デルタ航空のエド・バスティアン最高経営責任者(CEO)は7月の決算説明会で、同社が第2四半期に負担した燃料費は過去最高を記録したと述べ、2026年に支出するジェット燃料費は前年より20億ドル(約3200億円)膨らむ見通しだと投資家に説明した。ユナイテッド航空も決算説明会で、第2四半期の燃料費が前年同期比84%、23億ドル(約3700億円)増加し、通年ではさらに60億ドル(約9600億円)の追加燃料費がかかる見通しだと明らかにした。米アラスカ航空は、第2四半期の燃料費が前年同期比85%増の13億ドル(約2100億円)に達したと報告し、上半期には5億ドル(約800億円)近くの損失を出したと説明。サウスウエスト航空は燃料費を相殺するために運賃や手荷物料金を引き上げたものの、第2四半期の燃料費が9億ドル(約1400億円)に上り、夏の業績見通しを下方修正した。

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ガソリン価格比較サイトを運営する米ガスバディーの石油分析責任者パトリック・デハーンはフォーブスに対し、「従来のように経済的な条件が価格動向を左右していた時代とは異なり、現在の状況は完全に地政学的な要因に動かされている」と述べた。その上で、ホルムズ海峡の封鎖とウクライナ軍によるロシアの製油所への度重なる攻撃を挙げ、「現時点では未知の要素が多すぎるため、予測可能で合理的な市場を維持することは困難だ」と指摘した。

グラデクは、最悪のシナリオが現実となる確率は「日々高まり続けている」と警告した。「言葉による挑発が続き、事態が今後も悪化すれば、ジェット燃料価格は際限なく上昇するだろう。一夜にして起こるわけではないが、向こう数週間のうちにその兆候が現れるはずだ」

一方、製油所は活況を呈している。デハーンによると、原油をジェット燃料のような高付加価値商品に加工できる施設が減少していることから、製油所の収益性は記録的な水準に達している。

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forbes.com 原文

翻訳・編集=安藤清香

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