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2026.07.30 09:30

SKハイニックス株、最高益も予想に届かず失望売り──中国・半導体製造装置の進展も重しに

Omar Marques/SOPA Images/LightRocket via Getty Images

Omar Marques/SOPA Images/LightRocket via Getty Images

米国時間7月29日、韓国株式市場は半導体大手SKハイニックスの急落に引っ張られる形で2日続落となった。AIブームによって期待が高まっていた同社の決算に落胆が広がったことに加え、中国における半導体製造技術の進展に対する懸念が株価の重しとなった。

KOSPIは13%近く下落、サーキットブレーカー発動

韓国総合株価指数(KOSPI)は29日、一時13%近く急落してサーキットブレーカーが発動し、最終的には6%安で取引を終えた。

これまで韓国の主要半導体銘柄を押し上げてきたAI主導の相場に対する警戒感から、KOSPIはここ2日間で15%以上下落している。

SKハイニックス、営業利益は前年同期の約6倍でも市場予想に届かず

SKハイニックスが発表した第2四半期決算は、営業利益が前年同期の約6倍となる過去最高の60兆5000億ウォン(約6.66兆円。1ウォン=0.11円換算)に達したものの、市場予想の約64兆ウォン(約7.04兆円)には届かなかった。

これによりSKハイニックス株は2日続落し、一時は19%近く下落した末、約9.6%安の140万ウォンで29日の取引を終えた。

サムスン電子やキオクシアなど、アジアの半導体株に売りが広がる

SKハイニックスのライバルであるサムスン電子の株価も同日5.2%下落した。

この売り圧力はアジアの他の主要半導体メーカーにも波及した。日本のメモリー半導体大手キオクシアの株価が29日に13.85%急落したほか、台湾の半導体大手メディアテックも約5%下落した。

中国CXMTの台頭と製造技術の進展が既存大手を脅かす

SKハイニックスの決算が予想に届かなかったことに加え、中国企業による技術的進展の報告も売りを加速させる要因となった。今週前半に上場を果たしたメモリーメーカーのCXMT(長鑫存儲技術)は、上場初日の27日に記録した466%高に続き、29日にもさらに12.6%高と株価を伸ばした。

米半導体大手のマイクロン・テクノロジー、サムスン電子、そしてSKハイニックスの3社は、AIインフラ建設ラッシュに伴って需要が急増するRAM市場の約90%を握る。しかし、アップルが新たなRAMの調達先として打診しているとされるCXMTは、これら3強を脅かす強力な対向馬として浮上している。

さらに中国は、先進的な半導体製造装置の分野でも飛躍的な進歩を遂げたと報じられており、オランダの半導体製造装置大手ASMLや台湾の半導体受託製造大手TSMCの牙城を脅かす可能性もある。ASMLの株価はこの1週間で11%以上下落、TSMCも6.5%以上値下がりした。

米国株先物は横ばい、主要半導体株は小幅に持ち直す

アジア市場での急落にもかかわらず、29日の米国株価指数先物はほぼ横ばいで推移した。マイクロン・テクノロジー株は28日に約8.8%安となったが、米国記事執筆現在には前日終値の820ドルをわずかに下回る水準で推移する。また、AMD、インテル、クアルコムの株価は、28日にそれぞれ8.1%、5.8%、4.2%下落したものの、29日朝の取引では小幅に持ち直した。今週前半に時価総額で世界首位の座をアップルに譲ったエヌビディアの株価も、29日は横ばいとなった。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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