ヘルスケア

2026.07.30 15:30

サムスン、AIヘルスアシスタント投入──テック大手に広がるトレンドを示唆

(C) Samsung

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サムスンは米国時間7月21日、健康管理アプリ『Samsung Health(サムスンヘルス)』に完全統合した、AI搭載の個人向け健康アシスタント「Samsung Health Assistant」を投入すると発表した。合わせて、米国ユーザー向けにベータ版を公開している。

Samsung Health Assistantの使命は、複数のアプリ・デバイス・サービスにまたがり、断片化された健康データを統合し、AIによって一貫性のある知見としてまとめて提供することだ。デバイスとサービスが分断された現在の健康管理環境において、利用者が健康・医療情報へアクセスし、その意味を理解しやすくすることを目指す。

ウェアラブル普及で膨らむ健康データの分断と解釈の壁

例えばこの10年間で、消費者によるウェアラブルの利用、特に健康指標のトラッキング用途は飛躍的に拡大した。実際、あるレポートによれば、約60%の米国人が現在ウェアラブルを少なくとも1つ所有しており、83%以上が週5日以上デバイスを着用していると回答している。

デバイスの形状やサイズも広がりを見せている。指輪型・リストバンド型・眼鏡型・腕時計型が存在し、消費者の選択肢は一層増えた。スマートフォンの黎明期以降大きく成長した、膨大な健康データ・トラッキングソフトウェアおよびアプリ市場も存在する。これらのツールは消費者にとって極めて有用であったが、すべてのサービスとそこから収集されるデータを1つの統合された領域にまとめる取り組みはほとんど進んでこなかった。

分散した健康データを統合し、意味を読み解く

サムスンが手をつけようとしているのは、まさにこの問題だ。同社は「健康に関する情報は複数のデバイス、アプリ、サービスに分散していることが多く、自分の健康状態の全体像をつかむのが難しい。健康データに触れる機会はかつてないほど広がっているが、そのデータが何を意味するのかを読み解き、生活のどこをどう変えれば意味のある変化になるのかを理解することに、多くのユーザーはなお苦労している」と説明する。そのため、新しいHealth Assistantは、複数のデータ群をまたいで情報を突き合わせ、ユーザーが知見を1つにまとめられるように作られている。

サムスン自身、デバイスとアプリケーションの巨大なエコシステムを持つ。例えば同社のスマートウォッチは世界で最も広く使われているデバイスの1つだ。ユーザーが活動量・睡眠・運動を記録し、さらには長期的なデータを蓄積することで、ヘルスケアに関する意思決定を行う際に、より適切な情報を得られるよう支援している。

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