エヌビディアも、ヘルスケア分野への投資を広げている
ヘルスケア分野におけるテクノロジー大手の存在感の高まりは、注目すべきトレンドだ。特に、従来はハードウェアやデバイスなどの技術で知られていたサムスンのような企業が、ソフトウェア、とりわけヘルスケア分野へ投資することは、業界にとって刺激的なシグナルとなる。
同じ現象を示すもう1つの目立つ例がエヌビディアだ。同社もまた、長く主にハードウェア企業として知られてきた。ハードウェアが依然として本業の稼ぎ頭である点は変わらないものの、より広いヘルスケアエコシステムを育てるために、膨大なリソースと資金を投入している。
医療分野の開発者にリソースを提供し、他のテクノロジー企業と手を組んでオープンソースのモデルを前進させる。医療ロボティクスやシミュレーション基盤を改善し、創薬と開発のモデルを支える新しい手法も生み出そうとしている。エヌビディアはそうした取り組みに、数十億ドル(数千億円)を注いでいる。
グーグルとアマゾンも医療に数千億円規模を投じる
実際のところ、こうした企業はヘルスケア分野への投資に計り知れない価値と機会を見込んでおり、その複雑さもよく理解している。グーグルやアマゾンのような企業がヘルスケアにも数十億ドル(数千億円)を投じてきた理由もそこにある。前者は医薬品開発、AIモデル、分析の各分野で多くの取り組みを進めており、後者は傘下のプライマリーケア事業OneMedicalを通じて臨床ケアの提供にまで踏み込んでいる。
ヘルスケア業界が抱える数多くの課題を解決することは、未来に向けて極めて重要な課題だ。1社だけですべてを解決できる可能性は低いが、少なくとも挑戦しようとする複数のプレーヤーが存在する限り、より良い未来への希望はある。


