割安株投資の第1の鍵は、成長可能性を持つ企業を見つけることだ。売上高、利益率、利益の成長は、特に投資家が一時的に見放した銘柄において、株価上昇のきっかけとなることが多い。
第2の鍵は、再評価を待つ忍耐力を持つことである。その点ではインカムが助けになる。割安な保有銘柄から配当を得ていれば、長期的に投資を続ける動機が強まる。この2つの原則に基づき、2026年8月に検討に値する、配当を支払う割安株8銘柄を選定した。
2026年8月に検討したい割安株トップ8
8月の検討したい配当付き割安株8銘柄を特定するため、米国で取引されている株式を以下の基準でスクリーニングした。
PBR(株価純資産倍率)が2倍未満:PBRは、企業の純資産価値に対する株価の水準を比較する指標である。2倍未満であれば、その株式が裏付けとなる資産価値に対して控えめなプレミアムで取引されていることを示し、安定した配当支払い企業としては妥当な水準といえる
PER(株価収益率)が業界平均を下回る:PERは、現在の株価でその企業の利益1ドルに対していくら支払うことになるかを示す。「良好な」PERは、多くの場合、同じ業界の同業他社との比較で判断される
負債資本比率(D/Eレシオ)が1未満:この比率は、企業が負債にどの程度依存しているかを示す。戦略的な負債活用は成長施策の資金源になり得る一方、過剰な負債は財務リスクを高める
3年間の売上高成長率が15%以上:バリュー株のスクリーニングに成長性の基準を含めることで、掘り出し物の割安株と、安くて当然の銘柄を見分けやすくなる
配当利回りが1.5%超:バリュー株が再評価されるには時間がかかる場合がある。平均を上回る配当利回りは、長期的なキャピタルゲインを待つ間の対価になり得る
アナリストの見方が前向き:3人以上のアナリストによる「買い」または「強い買い」のコンセンサス評価は、投資判断の裏付けになる
これらの条件を満たす8銘柄を下表で紹介する。なお、REITとBDCは除外した。これらの事業ではPERの意味合いが相対的に小さいためである。また、変化する株式市場の見通しはバリュー株の先行きに影響し得るため、ポートフォリオ候補を調査する際にはその点も念頭に置くべきだ。
バリック・マイニング(B)○時価総額:585億ドル(約9兆1800億円)○事業:金(ゴールド)
プルデンシャル(PUK)○351億ドル(約5兆5100億円)○保険
ハミルトン・インシュアランス・グループ(HG)○35億ドル(約5500億円)○保険
IRSAインベルシオネス・イ・レプレセンタシオネス(IRS)○13億ドル(約2000億円)○不動産
ヴィンチ・コンパス・インベストメンツ(VINP)○6億ドル(約940億円)○資産運用
ナチュラル・ガス・サービシズ・グループ(NGS)○5億ドル(約790億円)○石油・ガスサービス
ウォータードロップ(WDH)○4億ドル(約630億円)○保険
カレドニア・マイニング(CMCL)○3億ドル(約470億円)○金
以下、各社を見ていく。指標は各社の開示資料と株式情報サイトstockanalysis.comに基づく。ほかの投資アイデアについては、2026年のベストインデックスファンドおよびベスト配当株を参照してほしい。



