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2026.07.30 08:00

中東の紛争激化でも金が下落、なぜなのか? その裏で中国は「歴史的な大勝負」に出る

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金価格4000ドルでも金鉱山会社は巨額の現金を生み出している

同じインタビューでポールソンが述べた別のコメントもぜひ取り上げておきたい。彼は、投資家は金自体よりも、金鉱山会社への投資からより大きな利益を得られる可能性があると言っている。金に加え、金鉱株を持ち続けることで利益がさらに大きくなるという点には筆者も同意する。筆者も常々、資産の10%を金に配分し、うち半分を現物の金地金、もう半分を金鉱株に振り分けることを推奨してきた。

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2026年の金相場がこれまで平均1トロイオンス4700ドルほどで推移している一方、金鉱山会社の総維持コスト(AISC)は2000ドルを下回っている。金価格が4000ドルであっても、これは驚異的な利幅だ。実際、それは各社のフリーキャッシュフローや純現金残高、自社株買いに表れている。

スコシアバンクは、米ニューモント、カナダのバリック・マイニングやアグニコ・イーグル・マインズ、キンロス・ゴールドといった金鉱山会社が大規模な自社株買いを実施すると予想している。RBCキャピタル・マーケッツの世界採掘調査部長を務めるジョシュ・ウォルフソンは、金鉱山各社は強固な立場から事業を運営していると評している。

予測されていたとおり、ニューモントは2026年第2四半期(4〜6月)に第2四半期としては過去最高の22億ドル(約3600億円)のフリーキャッシュフローを計上した。同期に金およそ約130万トロイオンスを生産した。同社は1株当たり0.26ドルの配当も発表している。ニューモントと、8月に決算発表を予定するバリックの第2四半期の利益額は、合計でおよそ35億ドル(約5700億円)にのぼると見込まれている。たいへん大きな額だ。

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金への投資配分は依然として足りていない

歴史的な基準に照らせば、世界の投資家による金への投資比率はなお著しく低いのが現状だ。ポートフォリオ全体に占める金投資の割合は数%にとどまっている。金相場が最高値から30%下落しているいまは、買い増しを検討するのによい頃合いかもしれない。

資産の5~10%を金に配分し、定期的にリバランス(資産配分の調整)を行う。これを続けていけば、規律ある投資運用に役立つはずだ。ホルムズ海峡の情勢について、あれこれ予想する必要もない。

中国人民銀行は市場のタイミングを見計らって金の取引をするという姿勢ではない。読者もまたそうした姿勢で金投資に臨むとよいのではないかと思う。

forbes.com 原文

翻訳・編集=江戸伸禎

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