テクノロジー

2026.07.29 16:00

iOS 26.6公開、iPhoneを今すぐアップデートすべき90件の脆弱性

yalcinsonat - stock.adobe.com

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アップルがiOS 26.6を公開し、あわせて90件近くにおよぶiPhoneのセキュリティ修正を提供した。今秋に投入されるiOS 27より前に出されるアップデートとしては最後に近いもので、新機能は少ないが、不具合の修正は数多く盛り込まれている。また、iOS 27で登場予定のSiriの新機能に向けた地ならしという役割も担っている。

アップルは、iOS 26.6で修正したセキュリティ上の問題について、詳しい情報をほとんど公開していない。攻撃者に詳細を把握される前に、ユーザーが対策を完了できる時間を稼ぐため、その間にiPhoneユーザーに更新してもらうためだ。

だが専門家によれば、iPhoneユーザーへの影響が最も大きくなりうるのは、アップルのブラウザ「Safari」の土台となるエンジン「WebKit」の脆弱性の修正だという。Xservus Limitedのサイバーセキュリティコンサルタント、ダニエル・カードも、ブラウザ経由で悪用されるWebKitの問題を挙げ、攻撃者に狙われやすいのはこちらだと指摘する。

例えばiOS 26.6は、CVE-2026-64730に対処している。サポートページによると、この脆弱性は、悪意あるコンテンツをフレームとして読み込むウェブサイトを閲覧した場合に、攻撃者がUIの偽装(画面表示を本物らしく見せかけて利用者をだます手口)を行えてしまうというものだ。

iOS 26.6で修正されたその他の不具合

iOS 26.6では、iOSの中核にあたるカーネルの複数の問題も修正された。中でも懸念が大きいのはCVE-2026-64735で、遠隔の攻撃者にネットワークフィルターを回避されるおそれがある。また、CVE-2026-64721では、アプリが利用者の機微な情報にアクセスできてしまう可能性がある。

iOS 26.6が修正したもう一つの深刻な問題が、画像の読み込みと処理を担うImageIOの整数オーバーフロー(計算結果が想定の範囲からあふれて誤動作を招く不具合)の脆弱性で、CVE-2026-43818として管理されている。悪意をもって細工された画像を処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。この種の欠陥は、スパイウェア(端末を盗み見る不正ソフト)を使った攻撃で、ほかの脆弱性と組み合わせて悪用されることが多い。

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翻訳=酒匂寛

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