「私たちは写真を無害なものと考えがちですが、実際にはスマートフォンは、受け取った画像を一枚残らず処理しなければなりません」と、ESETのグローバルサイバーセキュリティアドバイザー、ジェイク・ムーアは言う。
可能性は低いとはいえ、画像の処理方法に欠陥があれば、その画像そのものが「攻撃になりうる」とムーアは指摘する。「アップルは、今回のImageIOの脆弱性が実際に悪用されたとは述べていません。それでもiOS 26.6では、弱点が攻撃の入り口になる前に修正しているわけで、これはセキュリティアップデートに求められる姿そのものです」
iOS 26.6ではこのほか、「本来アクセスすべきでないデータにアクセスしていた」アプリの問題も修正されたとムーアは言う。「多くの人はサイバー攻撃といえばマルウェアを思い浮かべますが、実際には、一見無害に見えるアプリが権限を乱用しているというケースが少なくありません」
興味深いことに、修正された脆弱性の一つは、AIエージェントであるAnthropicのClaudeが発見したものとしてクレジットされている。CVE-2026-64757の発見者として記されているのは、「Anthropicのミラド・ナスルとニコラス・カルリーニ、およびClaude」だ。
iOS 26.6の公開は、iOS 26.5.2からおよそ1カ月後の公開となった。iOS 26.5.2はセキュリティ修正だけのアップデートで、AIの活用によって研究者がより速く、より大量に脆弱性を見つけられるようになる中、アップルの修正提供サイクルが変わりつつあることを示すものだった。
iOS 26.6を今すぐ適用してiPhoneを守ろう
iOS 26.6には多数の修正が含まれているが、カードは、どの修正提供サイクルでも件数以上に重要なのは修正の中身だと指摘する。「ユーザーが気にかけるべき理由はWebKitの脆弱性にあります。例えば、フィッシングの攻撃ツールに悪用されうるからです」
iOS 26.6の場合、それはできるだけ早く更新すべきだということを意味する。「ユーザーに伝えたいポイントは二つあります。まず、アップデートに必要な空き容量が端末にあるかを確認すること。そして、きちんとパッチが適用されているかを確認することです。数分で終わります」
あとは実行するだけだ。「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」と進み、iOS 26.6にアップデートしてiPhoneを安全に保とう。


