北米

2026.07.29 08:00

米陸軍の155mm砲弾補充が頓挫 新設工場が主要パーツの製造に失敗、供給網問題も露呈

米東部ペンシルベニア州スクラントンにあるスクラントン陸軍弾薬工場で、155mm砲弾の検査が行われる様子。2023年4月12日撮影(Hannah Beier/Getty Images)

米陸軍はFACについて「陸軍の産業基盤を強化し、向こう数十年にわたり主力砲弾の強靭な供給を確保していくための陸軍の戦略において、中心的な役割を果たします」とその意義を説明している。この施設は米陸軍戦闘能力開発コマンド兵装センターと主契約企業のMSMノースアメリカによって共同で設計され、「最大限の柔軟性と効率性」が図られているとも紹介している。

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操業を開始すれば、FACは資源の利用を最適化して生産効率を向上していくことが期待されている。155mm砲弾の「多用途な製品群」を生産する予定で、戦時には需要急増に対応して生産を拡大し、平時には最低限の生産を維持するというふうに生産規模を柔軟に調整できるという。

「米国の歴史を通じて、米軍の強さは常に米国の産業力によって支えられてきました。1941年以来、わが国の弾薬生産の中核を担ってきたのがアイオワ陸軍弾薬工場です。新施設は、この誇らしく、歴史ある遺産を受け継ぐものです」。東部ニュージャージー州にあるピカティニー工廠の司令官で、機動的維持整備・弾薬担当ポートフォリオ調達管理官を務めるクリストファー・シュナイダー少将はそう強調している。

「わたしたちは、たんに製造施設を近代化しているのではありません。米国の防衛産業基盤を強化し、わが国の即応態勢を向上させ、国家安全保障に持続的な投資を行っているのです」

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新たな砲弾工場の開設が続くとはいえ、米国が実際に月産10万発という155mm砲弾の生産目標を達成できるのか、引き続き状況を見守っていく必要があるだろう。

forbes.com 原文

翻訳・編集=江戸伸禎

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