ロスによると、今後10年間で惑星候補の発見が爆発的に増える可能性があるという。
欧州宇宙機関(ESA)の宇宙望遠鏡「PLATO(プラト)」は、地球に似た小さな岩石惑星に焦点を合わせるよう設計されている。
「2027年初頭の打ち上げが予定されているPLATOは、より優れた測光精度を備えており、こうした小さな惑星を数多く発見する可能性が高い」とロスは言う。
「PLATOミッションの明確な目標は、太陽に似た恒星の周囲を回る地球型惑星を発見することだ」
PLATOはまた、表面に液体の水が存在し、生命を育むのに適した大気を持つ惑星を探索するよう設計されている。
PLATOによって「より半径が小さく、公転周期の長い惑星の検出が可能になる」と同氏は付け加える。
「そのためPLATOは、特にM型矮星の周囲において、より広い軌道を持つ(公転周期の長い)小さな惑星を、場合によってはハビタブルゾーン内も含め、TESSと比較してはるかに多く検出することが期待される」
「また、計画されている広範な追跡プログラムのおかげで、PLATOが発見する候補の質も極めて高くなるはずだ」
チームは「PLATOを利用して、私たちが発見した多数の候補の迅速な追跡調査を促進することを計画している」という。
「PLATOのデータから惑星を探索するためにも、機械学習の手法が幅広く使用される見通しだ」
PLATOに先駆けて軌道に投入される望遠鏡として、ロスは次のように述べる。「(2026年5月〜2027年5月の打ち上げを目指す)ナンシー・グレイス・ローマン宇宙望遠鏡は、約10万個のトランジット惑星候補を発見できると見込まれる」
「しかし、これらの大部分は、私たちがトランジット探索で対象としたものよりもさらに暗い恒星の周囲にあるため、それらの候補のうち実際に惑星であるものがどれだけあるかを検証することは極めて困難になるだろう」
「また、2025年までデータを収集していた宇宙望遠鏡のガイアも、さらに多くの惑星の検出を可能にするはずだ」
「最近の予測によると、ガイアの最終データリリースには、アストロメトリ(位置天文学)法によって検出された10万個以上の系外惑星が含まれるとされている」
「つまり手短に言えば、今後10年以内に10万個の惑星候補が得られる可能性が非常に高い」とロスは予測する。
この数字は、人類による太陽系外世界の発見における天文学的な飛躍を意味するものの、宇宙物理学者たちが現在予測している宇宙全体の総惑星数から見れば、ごく一部にすぎない。
NASAの科学者たちは現在、天の川銀河だけでも1000億個以上の恒星が存在し、各太陽系には平均して少なくとも1つの惑星が存在すると推定している。
さらに視野を広げると、NASAの天文学者たちは「宇宙には最大で1セプティリオン(10の24乗)個の恒星が存在する可能性がある」と述べている。


