北米

2026.07.29 12:30

トランプ、2028年再出馬のアピールやJFKとの2ショット──奇怪なAI画像の連投で批判派を冷笑

Eric Lee/Getty Images

ワシントンやケネディと並び自らを「国の救世主」として描く

投稿全体を貫くテーマの1つは、トランプを偉大な歴代大統領と肩を並べる「国の救世主」として描写することにあった。『アメリカ・ファースト』と題されたAI生成画像では、トランプの脇をジョージ・ワシントン、トマス・ジェファソン、アレクサンダー・ハミルトンとみられる3人が固めている

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また別のディープフェイク画像では、ホワイトハウスの前に並んで立つ現代のトランプとジョン・F・ケネディが描かれたが、そこに説明文や文脈は添えられていなかった。43枚の投稿の最後を飾ったのは、『トランプ×ワシントン』というタイトルの架空のAI映画ポスターで、トランプがジョージ・ワシントンを救出する姿が描かれている。

AI画像の連続投稿の合間に、トランプは上院多数党院内総務のジョン・スーン(共和党、サウスダコタ州選出)を攻撃する棒グラフの画像を共有した。『ジョン・スーンはどこにいる』と題されたそのグラフは、ロナルド・レーガンやジョージ・H・W・ブッシュ両大統領の任期中に数百件行われた「休会任命」と、トランプの任期中に行われた件数(ゼロ件)を比較したものだった。休会任命とは、上院の休会中に連邦政府の欠員を補うため大統領が暫定的に行う人事指名のことである。ただしこの投稿では、ジョー・バイデン前大統領の任期中も休会任命がゼロ件であったことには触れられていなかった。

これに続き、医師に扮したトランプが人間の背骨を指差し、「この背骨が見えるか? これこそ私が共和党員に取り戻させたいものだ」というキャプションが付けられたAI生成画像が投稿された。

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イエス・キリストに見立てた画像は削除、AI画像の多用やディープフェイクが反発招く

トランプは過去1年間で頻繁に投稿したAI生成画像はこれまでにも物議を醸し、大きな反発を招いてきた。最大の波紋を呼んだのは今年4月、ローマ教皇レオ14世との激しい対立の真っ只中に、みずからをイエス・キリストになぞらえた画像を投稿した時だった。この投稿は一部の共和党有力者を含む多様なグループから即座に批判を浴び、トランプは削除を余儀なくされた。しかし、トランプはその数日後にも星条旗の前でイエスに抱擁される別のAI画像を投稿している。

またトランプは、改修されたリンカーン記念堂のリフレクティング・プールで自身や閣僚らが泳ぐ姿を描いたAI画像も複数共有しており、民主党前政権下でそのプールが「下水道」と化していたかのように対比してみせた。なお、これらの投稿は、トランプ自身が進めた改修プロジェクトが藻の繁殖や塗装の剥がれといった問題に直面する前に行われたものだった。

加えて、7月初旬にはトランプが医師に扮し、自身を批判するセレブたちに対して「トランプ錯乱症候群」の診断を下す90秒のAI生成動画を公開した。その動画には、ウーピー・ゴールドバーグやロージー・オドネルのほか、ロバート・デ・ニーロ、ジュリア・ロバーツ、エドワード・ノートン、ジョン・レグイザモといった俳優陣のディープフェイクも含まれていた。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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