2026年版「外国人が暮らしやすい国」ランキング 上位10カ国
1位 パナマ
2位 メキシコ
3位 タイ
4位 アラブ首長国連邦(UAE)※
5位 ブラジル
6位 スペイン
7位 シンガポール
8位 ポルトガル
9位 マレーシア
10位 ルクセンブルク
※ 今年の「外国人が暮らしやすい国」に関する調査は、2月1日~3月31日にかけて実施された。データ収集は米国によるイラン攻撃の前後に行われたため、調査結果はUAEに住む外国人への影響を十分に反映していない可能性がある。
外国人が世界で最も孤独を感じやすいのはノルウェー
一方、ランキングの最下位はノルウェーだった。同国に住む外国人は、本調査の中で最も幸福度が低く、現地での生活に満足している人は半数未満(46%)にとどまった(世界平均は70%)。
同国の定住のしやすさは最下位で、その構成要素となる副項目もすべて最低の評価だった。外国人居住者の4分の3近くが「地元住民と友達になるのは難しい」と感じており(世界平均は40%)、社交生活に満足している割合は4分の1にとどまり(世界平均は54%)、ノルウェーで「自国のような居心地の良さ」を感じている外国人はわずか31%だった(世界平均は61%)。約半数が「友達の多くは他の外国人移住者だ」と回答した点も、こうした状況を如実に物語っている(世界平均は37%)。
個人の経済状況も30位と、金銭面も悩みの種となっているようだ。ノルウェーは生活費の評価が調査対象となった国の中で最も低く、自身の経済状況に満足している外国人居住者はわずか39%にとどまった(世界平均は55%)。多くの人は移住前からこれを予期していた。ノルウェーに移住する前に生活費の高さを最大の懸念事項として挙げていた割合は41%に上った(世界平均は21%)ほか、言語の壁(44%対32%)や気候(38%対15%)についても、移住前に不安を抱いていた人が多かった。
生活の質も30位と低迷している。ノルウェーは娯楽の項目でも最下位となっており、これには食の多様性や飲食店の選択肢、文化やナイトライフなどが含まれる。
外国人の労働環境(27位)も同国の状況を悪化させている。職業上の機会や適正な給与、仕事全体の満足度はいずれも最下位だが、雇用の安定性(4位)と経済状況(8位)は比較的高い評価を得た。これ以外に評価の高かった項目としては、外国人居住者の96%が自然環境(6位)を気に入っており、大気質(5位)も優れている。ただ、それだけでは暮らしやすい国として評価されるには十分ではないようだ。
官僚主義と孤独感がドイツの足かせに
ランキングの30位はドイツで、定住のしやすさ(28位)の評価が低いことに加え、外国人居住者に不可欠な支援で最下位となったことが響いた。副項目の「デジタル化」も31カ国中最低で、行政機関のオンラインサービス、自宅での高速インターネット接続、キャッシュレス決済の選択肢の面で、いずれも最下位だった。キャッシュレス決済が「簡単だ」と答えた割合はわずか62%にとどまった(世界平均は86%)。
オフラインの状況も芳しくなく、61%が「行政手続きが複雑だ」と回答した(世界平均は39%)ほか、住宅事情も厳しい。住宅の価格(19%)や探しやすさ(19%)を肯定的に評価した割合は5人に1人未満だった(世界平均は32%と44%)。


