健康

2026.07.30 08:15

遮光100パーセントの日傘でも防げない目の紫外線と地面からの反射光

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日差しが強まる季節、紫外線対策として日傘を活用する人が増えてきている。かつては女性の利用が中心であったが、近年では男性の愛用者も増え、街中で日傘を差して歩くビジネスパーソンの姿も珍しくなくなった。日傘によって直射日光を遮ることは、熱中症対策や肌の日焼け予防において有効な手段だ。

しかし、頭上を日傘で覆えば、紫外線を完全にシャットアウトできるわけではない。特に目から入る紫外線は、目の炎症だけでなく脳が勘違いしてメラニン色素を作るように命令するため、肌が黒くなる要因となる。そうしたなか、ジョンソン・エンド・ジョンソンが金沢医科大学の監修のもと「目における紫外線強度の測定調査」を実施している。

それによると、日傘の使用や日陰への移動によって上空からの直射光を防いだ場合でも、周囲の環境や角度によって目部に届く紫外線の強度が変化することが実証された。調査はマネキン型の測定器を用い、日向・日陰、太陽の方向、日傘の有無など計8つのシーンにおいて1時間単位で測定。その結果、遮光率・UVカット率100%の日傘を使用している状態であっても、地面からの照り返し(反射光)や、周囲の建物・地表から散乱する紫外線が目部に到達していることがわかった。

特に、日向において太陽に背を向けている場合や、直射光が遮られた日陰・木漏れ日の環境下であっても、地表の材質(アスファルトや砂利、レンガなど)からの反射によって目への紫外線曝露が継続することを確認。つまり、「日傘を差しているから」「日陰を歩いているから」といって、目の紫外線対策が万全であるとは言えないのだ。

では、上空からの直射光だけでなく、足元や周囲からの「反射光」から目を守るためには、どのような対策を講じるべきなのだろうか。

日傘や帽子といった上部からの遮光アイテムに加え、UVカット機能のついた眼鏡やサングラスなど、アイウェアを利用することが推奨される。紫外線量は気温と必ずしも比例するわけではないため、夏場だけでなく普段から対策しつつ、都心のような反射光の多い場所では特に注意を払うべきだろう。直射日光だけでなく散乱や反射といった紫外線の特性を頭に入れて行動してほしい。

出典: ジョンソン・エンド・ジョンソン「目における紫外線強度の測定調査概要」より

文=飯島範久

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