クリストファー・ノーラン監督の新作映画『オデュッセイア』が事前の予想を大きく上回り、米国時間7月24日から26日の第2週末に北米で推定8700万ドル(約141億8100万円。1ドル=163円換算)を稼いだ(日本公開は2026年9月11日)。ハリウッドの業界紙が報じた速報値によるもので、ノーランがこれまでのキャリアで記録した第2週末の興行収入としては過去最高となる。
北米2週目は予想超え、世界興収は1000億円を突破
『オデュッセイア』の北米市場における公開2週目の週末興行収入は、推計8700万ドル(約141億8100万円)となった。Boxoffice Proが予想していた7500万~8500万ドル(約122億2500万~138億5500万円)というレンジを上回った。公開初週末(7月17日~19日)の北米興行収入1億2350万ドル(約201億3050万円)からの落ち込みも、30%にとどまっている。
第2週末の全世界興行収入は、北米の8700万ドル(約141億8100万円)を含めて2億1530万ドル(約350億9390万円)だった。公開から2週間で、古代ギリシャの叙事詩を映画化したこの作品の世界累計興行収入は推定6億3960万ドル(約1042億5480万円)に達した。
ダークナイトを上回り、R指定作品としても史上2位に
『オデュッセイア』は、第2週末の興行収入でノーラン作品の過去最高を更新した。これまでの最高は2008年公開の『ダークナイト』で、第2週末に7520万ドル(約122億5760万円)を記録していた。ただし、いずれもインフレ調整前の数値である。
R指定作品に限ると、第2週末の興行収入としては映画史上2位にあたる。上回っているのは2024年公開の『デッドプール&ウルヴァリン』だけで、同作は第2週末に9680万ドル(約157億7840万円)を稼いだ。
世界興行収入1630億円を超えノーラン最大のヒット作になるか
同作が10億ドル(約1630億円)の大台を超えるか、そしてノーラン史上最大のヒット作となるかが注目される。『ダークナイト』と『ダークナイト ライジング』はいずれも10億ドル(約1630億円)超を記録しており、続編の『ダークナイト ライジング』は2012年に10億8000万ドル(約1770億円)で前作を上回った。
IMAX上映の興行収入は、世界で228億2000万円に到達
『オデュッセイア』のチケット売上の大きな部分を占めているのが、ノーラン監督が好む上映形式であるIMAXシアターだ。Varietyによると、IMAXのチケット売上はこれまでに世界で1億4000万ドル(約228億2000万円)に達している。ロサンゼルスやニューヨークなど主要市場のIMAXシアターの座席は数週間先まで完売しており、転売業者は1枚あたり最大1000ドル(約16万3000円)で観客に売りつけようとしているようだ。
『トイ・ストーリー5』の世界累計は1662億6000万円に
週末の興行収入では『オデュッセイア』が圧倒したものの、デ位と3位はディズニーのより家族向けの作品が占めた。実写版『モアナと伝説の海』が推定1050万ドル(約17億2000万円)で2位に入っている。3位の『トイ・ストーリー5』は劇場公開6週目もヒットを継続し、さらに1000万ドル(約16億3000万円)を上積みした。ディズニー/ピクサーのアニメーション映画である同作はついに10億ドル(約1630億円)の大台を超え、世界興収10億2000万ドル(約1662億6000万円)で、現時点で今年最大のヒット作となっている。



