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2026.07.26 12:00

新アップデート「iOS 26.6」の配信が迫る──アップルiPhoneの何が変わるのか

ravinepz - stock.adobe.com

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iOS 26.6のリリース候補(RC)版が開発者向けに配信された。新しいiPhone向けアップデートの配信が目前に迫っていることを示す動きだ。iOS 26.6は、9月に登場するiOS 27の前に提供される、最後に近いiPhone向けアップグレードとなる。

配信が近いと見込まれるiOS 26.6で、何が変わるのか。以下で見ていこう。

iMessageを悪用した詐欺を警告するポップアップ

iOS 26.6で追加される変更のなかでもとりわけ注目したいのが、詐欺グループがあなたのiMessageアカウントを狙っているときに警告してくれる新機能だ。

MacRumorsによると、この新しいポップアップは、攻撃者がiPhoneに害を及ぼしたり、プライバシーを侵害したりしようとしている可能性がある場合に警告を表示する。同メディアは、Xユーザーの@limpless_skellyの投稿からこの機能を見つけた。

同記事によると、アップルは利用者に対し、今後の攻撃から利用者を守るために、そのメッセージを共有してほしいと求めるという。該当するメッセージを受信すると、「Not Now(今はしない)」「Share With Apple(アップルと共有)」「Don't Report(報告しない)」の3つから選べる。「Not Now」を選んだ場合、このポップアップは後日ふたたび表示される可能性がある。

こうした機能が用意される背景には、iMessageがゼロクリック攻撃(リンクをクリックしなくてもマルウェアが端末にダウンロードされてしまう攻撃)によってスパイウェア(端末を密かに監視するソフト)の標的にされてきたことがある。狙われるリスクの高い利用者はロックダウンモードで保護でき、iMessage連絡先キー確認や迷惑メッセージのフィルタリングもセキュリティを補強する。一方、今回のiOS 26.6の新機能が狙いを定めているのは、利用者自身に何らかの反応をさせようとする詐欺メッセージ、たとえば攻撃者の口座に金を振り込ませるような手口だとみられる。

iOS 26.6は端末上でメッセージを解析、巧妙なフィッシングを始まる前に止められるか

セキュリティ企業ESETでグローバルサイバーセキュリティアドバイザーを務めるジェイク・ムーアは、iOS 26.6のこの機能について、「モバイルOSが、利用者自身に詐欺を見抜かせるのを待つのではなく、はるかに先回りして動くようになってきた。そのことを示すもう1つの兆候だ」と評価する。

「iMessageは暗号化されているため、アップルは端末内のソフトウェアでメッセージを解析し、悪意のあるものかどうかを判断することになります。それでも、きわめて巧妙なフィッシング攻撃の一部を、始まる前に食い止められる可能性はあります。あくまで理屈の上では、ですが」とムーアは言う。「セキュリティ警告が通知疲れ(警告が多すぎて注意が向かなくなること)を招かないかぎり、これは前向きな一歩になるでしょう」。

犯罪者はWhatsAppとAI音声通話へ移る可能性

ただしムーアは、この機能が成果を上げれば、犯罪者は新たな被害者を求めてWhatsAppや、さらにはAIによる音声通話へと軸足を移していく可能性が高いとも警告する。

ブロックした連絡先関連の改良や多数のセキュリティパッチ

iOS 26.6には、ブロックした連絡先まわりの改良や、iOS 27で搭載されるAI対応Siriへの布石となる細かな調整も含まれている。来週の配信時には、多数のセキュリティパッチと不具合修正も同梱される見込みだ。アップルはその内容をまだ公表していない。読者自身も適宜「設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」を開いて、iOS 26.6が届いていないか確認してほしい。

(forbes.com 原文)

翻訳=酒匂寛

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