宇宙

2026.07.25 16:00

7月26日は2026年で「最も短い1日」に、昨年より0.7ミリ秒短くなる見込み

英ウェールズのケンフィグで、長時間露光で撮影された同心円状の星の軌跡(stock.adobe.com)

英ウェールズのケンフィグで、長時間露光で撮影された同心円状の星の軌跡(stock.adobe.com)

地球の自転速度が急上昇していた近年の傾向は、ピークを過ぎたかもしれない。「今年最も短い1日」は、7月26日(日)になりそうだ。

世界時計アプリtimeanddate.comによると、世界標準時を管理する国際機関である「国際地球回転・基準系事業(IERS)」の最新データで、地球の自転速度は数年にわたる「特に短い1日」を記録したのち再び遅くなりつつあることが明らかになった。とはいえ、人々がその違いに気づくことはないだろう。

「1日の長さ」は24時間ぴったりではない

地球上の時間は、地球の自転に密接に連動する協定世界時(UTC)を基準としている。地球の自転速度が変化すると、「うるう秒」を追加したり削除したりして、規則正しく時を刻む原子時計とのズレを調整する仕組みだ。ただ、これまでうるう秒は追加されるのみで、地球の自転が少しずつ遅くなっていることが原子時計によって観測されてきた。

地球が1回転するのにかかる時間、すなわち1日の長さは8万6400秒(24時間)である。しかし、昨年7月10日に記録された1日の長さはこの標準より1.37ミリ秒短く、2025年で最も短い日となった。

今月中旬のIERSの最新予測によれば、2026年で最も短い日は7月26日(日)になる見込みで、1日の長さは標準より約0.65ミリ秒短いと予想されている。

厳密には平均より短い日であることに変わりはないものの、2025年と比較すると変化は明らかだ。もっとも、その差はたった0.7ミリ秒でしかないが。

この新しいデータの発表に先立ち、気候変動によって氷河や極地の氷床が溶け、地球の自転が徐々に遅くなっているとの研究結果が今年報告されている

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翻訳・編集=荻原藤緒

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