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2026.07.25 08:18

クラウドファンディング型VCの台頭、資金調達の未来を変えるか

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ベンチャーキャピタル(VC)は、高い成長可能性を秘めた初期段階の新興企業に対して、所有持分(株式)と引き換えに資金を提供する。VCが破壊的なテクノロジーやビジネスモデルに投資することで引き受けるリスクは、多くの場合、リミテッド・パートナー(投資家)が求める水準を上回る高いリターンをもたらす。こうした企業が成長すれば雇用が生まれ、経済は繁栄する。

ベンチャーキャピタルの歴史

ベンチャーキャピタル(VC)の起源は18世紀から19世紀にさかのぼる。当時、捕鯨は究極のハイリスク・ハイリターン事業だった。トム・ニコラスは著書『VC: An American History』で、捕鯨航海と今日のVCファンドの類似性を指摘している。リターンは極めて大きくなり得た一方、失敗はしばしば壊滅的だった。この時代には、非対称リスクやポートフォリオ分散(複数の船に資金を投じること)といったVCの中核原則も確立された。

1800年代半ばには捕鯨はピークを迎え、米国の産業革命が加速するなか、非公式なベンチャー投資が発展した。富裕層の一族や組織が、発明家や起業家に資金を提供することも多かった。現代的なベンチャーキャピタルが真に誕生したのは第2次世界大戦後であり、1946年にアメリカン・リサーチ・アンド・デベロップメント(ARD)が設立された。

1950年代には、中小企業投資法を通じてさらなる支援が行われ、中小企業への投資が促された。カリフォルニアの肥沃な土壌はとりわけ受け皿として適しており、後にシリコンバレーとなる地域でその傾向が顕著だった。

1970年代後半から1980年代は、重要な加速期となった。ERISAの「プルーデントマン」ルール変更により、年金基金がベンチャーキャピタルに資金を配分できるようになり、膨大な機関投資家資本が解き放たれた。1990年代のドットコムブームは爆発的なバリュエーションとその後の調整をもたらしたが、生き残った企業の多くは、ユニットエコノミクスと段階的な資金調達を重視する規律ある手法によって、より強固になった。

ベンチャーキャピタルにおけるクラウドファンディング

ベンチャーキャピタルを取り巻く環境は絶えず進化してきたが、ベンチャーキャピタルは長きにわたり、主に富裕層の個人や一族の領域にとどまっていた。しかし、2012年にオバマ大統領が中小企業のクラウドファンディングを可能にするJumpstart Our Business Startups(JOBS)法に署名したことで、その状況は一変した。

クラウドファンディングとは、通常インターネットを通じて多数の人々から拠出金を集めることで、プロジェクトやベンチャーファンドに資金を提供する手法である。

筆者は、クラウドファンディング型ベンチャーキャピタルは、最も純粋な意味での進化だと考えている。投資家に真の自由を与え、自身の投資戦略に基づいて、望むファンドとファンドマネジャーを選べるようにするからだ。この手法は公平なプロセスであることを示すだけでなく、投資家に中間業者(年金基金の運用者やその管理手数料など)を排除する機会を与える。それにより、より高いリターンを生み出し、投資家が自らの金融判断を主導する助けとなり得る。

しかし、大きなリスクには大きなリターンが伴い得る一方で、クラウドファンディングには難しさもある。クラウドファンディングでは、スタートアップの技術、ビジネスモデル、成長軌道の詳細に関する情報を共有する必要がある。また、クラウドファンディングの欠点の1つは、オール・オア・ナッシング型の資金調達リスクであり、企業が目標を達成できなければ投資家は何も受け取れない。

資金調達サイクル

ベンチャーキャピタルは多くの場合、サイクルに沿って動いている。まったく同じサイクルは2つとしてないが、資金調達の変化はおおむね馴染みのあるパターンに従う傾向があると筆者は感じている。PitchBookによれば、2025年に調達された資金は537本のファンドで661億ドル(約10兆8000億円)にとどまり、2022年に1777本のファンドが2229億ドル(約36兆5000億円)を調達したパンデミック期のピーク後の減少が続いた。ベンチャー資金調達活動では、JOBS法が導入された2012年にも、これに似た落ち込みが以前に見られた。

しかし今回は、この落ち込みの性質が異なると筆者は考える。2025年には過去最高となる3112億ドル(約51兆円)の待機資金(ドライパウダー)があり、PitchBookは「現在のドライパウダーの3分の1は、パンデミック期のブーム中に調達されたファンドに由来し、GPはフォローオン投資やポートフォリオ支援のためにより多くの資本を引き続き確保している」と指摘している。2024年には、30社が米国のVCファンドによる調達資本全体の75%を調達し、その多くがAIに投資している。分配が回復しなければ、2026年もファンドマネジャーにとって資金調達環境は厳しいままとなり得る。

資金調達の未来

クラウドファンディングは検討に値する。創業者が持ち分を手放したり、融資を受けたりすることなく資本を調達できるからだ。資金調達の手段であると同時に、オーガニックなマーケティングエンジンとしても機能する。

クラウドファンディングの主な利点には、市場での検証、あらかじめ形成されたオーディエンス、代替的な資金調達が含まれる。ただし、将来の成功に向けて、投資家はどのファンドに投資する場合でも、また収益を生み出す新たな手段を検討する場合でも、デューデリジェンスを行う必要がある。

では、このことはスタートアップ資金調達の未来について何を示しているのか。クラウドファンディング型ベンチャーキャピタル、あるいはクラウドファンディング2.0を改めて見直す時期なのかもしれない。

ここで提供される情報は、投資、税務、または金融に関する助言ではない。自身の具体的な状況に関する助言については、資格を有する専門家に相談すべきである。

forbes.com 原文

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