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2026.08.02 11:00

聡明な人は「物静かという誤解」、心理学が覆す孤独な天才の像

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人間は真に聡明な頭脳とは、実際にどのようなものなのかを絶えず思い描こうとしてきた。心理学が科学として確立されるずっと前から、さまざまな文化圏で知性に関する通説が形成されていた。ろうそくの明かりの下で文章を書き続ける孤独な天才、何があっても落ち着いている外交官、人付き合いよりも読書を好む謙虚な学者といった像だ。

いつの間にかこうした断片的なイメージが1つにまとまり、今日でも人々の知性に対する考え方を形作っている1つの明確な先入観が生まれた。それは、鋭い知性を持つ人は物静かで慎重、そして人でごった返す部屋にいるよりも本と向き合っているほうが居心地が良さそうに見えるというものだ。これは「物静かな子どもが実は一番賢い」といった記事を支える前提であり、あちこちに顔を出していそうな騒がしくて落ち着きのない同僚に対して人々が眉をひそめる理由でもある。

性格と知性の関係についての研究の中でも特に包括的なものの1つが2023年に行われ、この思い込みを本格的に検証した。学術誌『Proceedings of the National Academy of Sciences』に掲載されたこのメタ分析は米ミネソタ大学の研究者のケビン・スタネックとデニズ・オネスが主導した。

研究チームは新たに実験を行ったのではなく、1300を超える個別研究と200万人超のデータを統合し、人間の性格を表す5つの特性が数十種類の異なる認知能力とどのように関係しているかを明らかにした。その規模自体がこの研究の重要な点の1つだ。これは1つの研究室の見解ではなく、およそ1世紀にわたる心理学研究を1枚の高解像度の全体像へと統合したものだ。そしてその全体像は一般に広く信じられてきた通説とはかなり異なるものとなっている。

知的な人は外向的でもある

この研究の主な結果は、心理学者が「アクティビティ」と呼ぶ外向性の特定の側面に関するものだ。アクティビティとはエネルギッシュで動きが速く、複数のことを同時にこなすことに引きつけられる傾向を指す。研究対象となった性格の各側面の中でも、アクティビティは一般的な知的能力や蓄積された知識、情報処理速度との間に最も強い正の関連を示した。

3つの委員会に進んで参加し、常に何か新しいものを読んでいるように見え、それでもなぜかメールに1時間以内に返信する同僚を想像してみてほしい。その忙しなさは表面的にはエネルギーが散漫しているように見える。

性格心理学で定説となっている特性活性化理論はその理由の1つを説明している。この理論によれば、特性の効果が発揮されるのはそれを必要とする状況に限られ、多忙で刺激の多い環境は、静かな生活ではめったに求められないような認知的関与を繰り返し引き出す。

常に動いている人は物事を深く掘り下げることを避けているのではない。単に、静かに隅で待っている人よりもより頻繁に頭を使う練習を重ねているのかもしれない。研究者たち自身も、この結果は「知的な人は1人で自分の思考に没頭している」という一般的なイメージに真っ向から反するものだと指摘している。

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翻訳=溝口慈子

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