ウクライナからの報告。1611日目。
民間人の犠牲者が急増している
ロシアによるウクライナへの攻撃:ウクライナ空軍は7月18日から19日にかけての夜、ロシアが発射した弾道ミサイル・極超音速ミサイル41発のうち18発を撃墜・制圧した。首都キーウ方面に対するミサイル攻撃としてはこの戦争で最大級のもので、民間人1人が死亡し、16人が負傷した。
ロシア軍による20〜21日の空襲では、ウクライナ各地で民間人少なくとも計10人が死亡した。なかでも東部ドネツク州と南部オデーサ州で多くの死者が出た。ロシア軍はウクライナ南部の港湾インフラを狙った攻撃を続けている。
ロシアによる対ウクライナ戦争では、民間人の犠牲者がさらに増えてきている。国連の14日の発表によると、ウクライナで2026年1~6月期に確認された民間人の死傷者数は死亡1396人、負傷7978人で、前年同期から37%増加した。この戦争による同期の民間人死傷者のほとんどはウクライナ国内で出ているが、国連によればロシアでも250人の死亡が報告されている。2022年2月の全面侵攻開始以来、国連が確認したウクライナでの民間人の死者は1万6431人にのぼる。
ウクライナによるロシアへの攻撃:ウクライナは22日から23日にかけての夜、ロシア各地に対してドローン(無人機)攻撃を実施し、複数の都市の目標に打撃を加えた。ウクライナのドローンはロシアとの国境から約650km離れた製油所を直撃したほか、ロシアのネット通販最大手ワイルドベリーの複数の物流倉庫を攻撃した(編集注:ウクライナは先週も同社の倉庫を攻撃していた)。
Today, the fourth and sixth largest Wildberries warehouses in Russia are still burning
— NEXTA (@nexta_tv) July 22, 2026
The logistics centre in Krasnodar is the company’s key hub in southern Russia.
Russian businesses had barely begun to recover from multimillion-dollar losses — losses no one intends to… https://t.co/BWRGMyM1H4 pic.twitter.com/EC930YVN2U
軍指導部が大幅に刷新される
ウクライナ軍指導部では、2024年2月のバレリー・ザルジュニー軍総司令官(現駐英大使)の解任以来、最大規模の人事刷新が進められている。ボロディミル・ゼレンスキー大統領は、2年半近くにわたり軍総司令官を務めてきたオレクサンドル・シルシキーの後任に43歳のミハイロ・ドラパーティー少将を任命した。
この人事に先だち、ウクライナ各地で抗議デモが6日間続いていた。デモの発端になったのは、改革の推進と汚職対策に取り組む有能なテクノクラートとしてウクライナ社会で評価されていたミハイロ・フェドロウ国防相の突然の解任だったが、すぐにシルシキーの更迭を求める声に発展した。



