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2026.08.12 14:30

次のキオクシアはどこだ 中小型グロース株に託された日本の命運

これには、我々自身の反省もある。Forbes JAPAN編集部は、14年の創刊以来、未来の経済社会の担い手にフォーカスし続けてきた。大企業のCEOや新規事業、スタートアップ起業家、非上場の中小企業などを対象としたランキングやアワード企画がそれだ。ただ、上場後のグロース企業に関しては、ぽっかりと穴が開いていた。この10年間で、大企業の株価は大きく伸長し、スタートアップも国家戦略に組み込まれた。一方で、今回検証したIPO後の株価パフォーマンスでも浮き彫りになった通り、グロース企業には課題が残る。今こそ、彼らの成長戦略に目を向けるべきではないか。

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くしくも、高市早苗政権が掲げた成長戦略における重点17分野には、AI・半導体や造船などの重厚長大産業だけでなく、デジタル・サイバーセキュリティや量子、航空・宇宙、合成生物学・バイオなど、グロース企業が得意とする最先端技術領域がふんだんに盛り込まれている。今後の成長期待は大きい。また、東証も上場5年経過後の時価総額100億円以上を新たな維持基準とするグロース市場改革を打ち出しており、いずれの立場から見てもグロース企業の飛躍は不可欠な要素となっている。

本特集では、圧倒的な勢いを伴って、次なる成長ステージへ加速し始めた中小型グロース企業を徹底取材した。経営トップ自らの言葉で紡がれる「未来への勝算」は、似た境遇にある企業経営者にとっても、投資家にとっても有益な情報となるはずだ。エクサウィザーズ社長CEOの春田真の言葉を引用してこの場を締めくくろう。「半導体やデータセンターというハード側では、株価の急騰や売り上げの急増など、AIを前提とした成長がすでに数字で示されている。では、その整備された環境を活用するソフト側の我々は、どれだけの存在にならねばいけないのか。我々の事業が大きくならないなら、企業のAIの利活用が進んでいないということになる」。グロース企業の成長は、もはや社会課題であり、日本の命運がかかっている。

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文=眞鍋 武 イラストレーション=Kouzou Sakai

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