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2026.07.27 08:00

38%下落のアドビ株を復活させる目先の収益を捨てた「大きな賭け」

Rafael Henrique - stock.adobe.com

マイナス面は何か

この戦略には、短期的に現実のコストが伴う。ユーザー獲得に全力を注ぐため、アドビは「下半期に予定していたCreative Cloudの製品ライン最適化を先送りする」ことを決めた。これは、主力のプロ向け製品の値上げを延期するという意味の婉曲表現だ。この延期に加え、転換に時間のかかるフリーミアムモデルへの移行が重なったことが、同社がARR成長見通しを下方修正した理由である。要するにトレードオフだ。いま確実に得られる収益を減らす代わりに、将来はるかに大きな収益源を手にするチャンスを取る。

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市場は不確実性を嫌うが、この転換は不確実性を生む。経営陣自身、戦略転換の成果が完全に表れるのは「2027年にかけてになると思う」と認めている。ずいぶん長い待ち時間だ。しかし、同じ時間軸で構えられる投資家にとっては、それこそが好機となる。同社は競争優位を広げ、他のツールに流れていたかもしれない次世代のクリエイターを取り込みつつある。アドビが賭けているのは、市場がこの巨大で熱心なユーザー基盤の真価に気づく頃には、株価はすでに着実な上昇を始めている、という展開だ。

好機の実現を示す最も強い証拠は何か

こうした好機は、数字に表れて初めて価値を持つ。その最初の具体的な兆候は、経営陣の業績見通しに現れる。というのも、企業は新たな収益源が見通せるようになった瞬間に業績予想を引き上げるからだ。そして、市場がすでに好感している銘柄での見通し引き上げは、この種のストーリーが現実化しつつあることを示す最も明確なサインのひとつである。

パロアルトネットワークス、パーカー・ハニフィン(PH)、ロス・ストアーズ(ROST)は、まさにいまそのシグナルを発している。当社のガイダンス・モメンタム・スクリーンは、見通しの引き上げと実際の株価モメンタムが重なっているS&P500の全銘柄を監視しており、次の同様の好機をまだ初期段階のうちに探すことができる。また、1銘柄に賭けるのではなくセクター全体を保有したいなら、IGVのようなソフトウェアETF(上場投資信託)で業界全体をカバーする手もある。

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forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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