リーダーシップ

2026.07.24 09:12

忙しいリーダーこそ「私生活の情熱」に時間を投資すべき理由

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忙しいリーダーこそ「私生活の情熱」に時間を投資すべき理由

トラウマとレジリエンスに取り組む組織のリーダーとして、私は日々、メンタルヘルスとウェルビーイングの重要性を訴えている。しかし、多くの経営者と同様に、自分自身のセルフケアを怠るという罠に陥りやすいことに気づいた。私は妻であり、母であり、娘であり、友人でもある。そしてそれぞれの役割に伴うすべての経験を通じて、情熱を注ぐ対象に取り組むための「完璧なタイミング」など決して存在しないと悟った。時間を作り、自分自身を優先することを意図的に行わなければならないのだ。

そこで最近、私は思い切って、直感に反することをした。自分には時間がないと思っていたこと、つまり200時間の集中ヨガ指導者養成プログラムを経て、認定ヨガインストラクターになったのである。ここ数年、私はほとんど信仰に近いレベルで、ヨガを日課に取り入れてきた。だが、認定インストラクターになる過程で学んだことは、呼吸法を完璧にすることでも、ストレスを和らげる方法を見つけることでもなかった。私が学んだのは、仕事や家庭生活の枠を超えて何かに打ち込んでもよい、ということだ。実際、そうすることで人生のあらゆる面において、さらなる成功と充実感につながり得るのである。

仕事の外で情熱的な個人的挑戦に取り組むことは、身勝手な気晴らしでも、贅沢でもない。それはあらゆる面で私をより良い人間にしてくれる。レジリエンスの模範を示し、企業内の役割との過度な同一化を防ぎ、同僚同士が支え合うより強固な組織文化を築く、極めて重要なリーダーシップ戦略なのだ。

自由に使える時間が減るほど、自由度が増す理由

すでに過密なスケジュールの中に200時間のプログラムを追加することは、一見すると不合理に思える。最初は、到底達成できない圧倒的な負担に感じられた。しかし、「時間があること」と「時間を作ること」は異なる。ただでさえ詰まっている予定に大きな時間のコミットメントを加えると、時間管理の精度を高めざるを得なくなる。カレンダーに「朝6時のクラス」や「週末の予定」といった融通の利かない用事が入ると、他のすべての予定をそれに適応させなければならなくなるからだ。

リーダーシップの観点から見れば、仕事に使える時間をあえて減らすことで、非効率な作業を排除し、より効果的に業務を委任し、インパクトの大きいタスクだけに厳密に集中せざるを得なくなる。この構造は、タスクの完了期限が明確に定められるため、結果として自由を生み出し、組織力を向上させる。

研究でもこの効果は実証されている。パーキンソンの法則は、仕事の量は完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張するという考え方だ。スケジュールに終わりが設定されていないと、リーダーは考えすぎたり、マイクロマネジメントに走ったり、すでに十分な出来栄えのものを微調整したりして、時間を無駄にしがちだ。

トラウマとレジリエンスの分野で活動する私は、予測可能性と構造が安定の基盤であることを理解している。これは経営者のパフォーマンスにも当てはまる。明確な終了時間のないカレンダーは、神経系を常に軽い緊張状態に置き続ける。動かせない個人の予定を確保することで、脳は仕事の終わりを認識し、真の認知的回復が可能になる。

「自分らしさ」の定義をアップデートする

ピュー・リサーチ・センターが2023年に実施した調査によると、働く人の73%が「仕事は自分のアイデンティティの重要な一部である」と考えている。経営者の場合、この割合はさらに高くなる傾向がある。心理学ではこれをキャリア密着(career enmeshment)と呼び、自分は何者かという認識と仕事の内容との境界線が曖昧になった状態を指す。この状態では、企業の業績が個人の自己価値評価に直結してしまう。

役割との過度な一体化は危険を伴う。仕事上の挫折が個人的な失敗のように感じられ、ストレスが慢性化し、燃え尽きが加速する。仕事とはまったく無関係なことにコミットすることで、必要な分離を生み出せる。ヨガマットの上にいるとき、私はCEOでも組織のリーダーでもなかった。ただ新しいことを学ぶ一人の生徒だった。

皮肉なことに、もう一つ大きなコミットメントを加えたことで、私はより有能なリーダーになることができた。この経験によって優先順位の選択が研ぎ澄まされ、チームメンバーの主体性が高まったのだ。

多くのリーダーは、仕事に完全に没頭することこそがコミットメントの証明だと考えがちだ。しかし実際には、オフィスの外でアイデンティティを築くことこそが、オフィス内でのレジリエンスを生み出す。自己認識のすべてが肩書に結びついていると、あらゆる課題が死活問題のように感じられてしまう。多面的なアイデンティティを持つことは感情の緩衝材となり、リーダーが広い視野、安定性、そして明晰さを持ってプレッシャーを乗り越える助けとなる。

周囲を巻き込む力

ヨガの指導者資格を取得するという私の決断は、同僚、友人、そして家族の強力なサポートがなければ実現不可能だった。家族から時間の減少を責められたり、仕事のチームがタイトなスケジュールや締め切りに非協力的だったりすれば、何も達成できない。仕事のチームから同意を得る際に重要なのは、「休む許可」を求めることではない。完全な信頼関係に基づく文化を築くことだ。厳格な締め切りと組織的な境界線は主体的な空間を生み出し、チームがより大きな責任と当事者意識を持つきっかけとなる。

同じ原則は家庭にも当てはまる。個人の成長には、特にルーティンや役割分担が変わる際、家庭内での調整が必要になる。その適応は最初は不快に感じられるかもしれないが、好ましい変化をもたらすこともある。パートナーは「見えない家事・育児」への意識を高め、子どもたちは自立心と自信を育み、共に過ごす時間はより有意義なものになる。

最後にアドバイスを送りたい。「完璧ではないタイミング」で始めることだ。仕事を離れたり、講座に申し込んだり、境界線を引いたりするのに、完璧で都合の良い時期など絶対に訪れない。自分自身を見つめ直し、ずっと夢見ていた目標に手を伸ばし、個人の成長を優先する時間を作ろう。その結果、あなたのリーダーシップと家族の絆が大きく変化することに気づくだろう。

forbes.com 原文

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