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2026.07.24 10:00

セルゲイ・ブリンが世界第5位の富豪に転落、ベゾスとデルの後塵拝す

Jamie McCarthy/Getty Images

Jamie McCarthy/Getty Images

米国時間7月23日、グーグルの親会社アルファベットの決算発表翌日に株価が7%近く急落したことを受け、共同創業者のセルゲイ・ブリンが世界の富豪ランキングで第5位まで順位を下げた。これに伴い、ジェフ・ベゾスとマイケル・デルがそれぞれ第3位と第4位の富豪に浮上している。

アルファベットのAI関連支出が市場予想を大幅に上回って拡大したことを受けて同社の株価は急落し、ブリンの推定資産額は前日比約174億ドル(約2.84兆円)減の2421億ドル(約39.46兆円)となった。

同社が22日に発表した決算では12四半期連続で2桁の売上高成長を記録したものの、AI関連支出額の見通しが1950億ドル(約31兆7900億円)から2050億ドル(約33.42兆円)へと急増したことが投資家に動揺を与えた。

さらに23日、グーグルが反トラスト法(独占禁止法)違反で欧州連合(EU)から10億ドル(約1630億円)の制裁金を科されたことも株価の下落に拍車をかけた。

今回の株価急落によってアルファベットの時価総額は約2550億ドル(約41.57兆円)減少したが、これは同社史上最大の記録だ。

アルファベット株の推定3億6270万株(全株式の約3%)を保有するブリンは2019年に社長を退任したが、現在も取締役を務めている。

アルファベットはAIブームにおける最大の勝利を収めた企業の1つであり、AIやクラウド事業、そして月間アクティブユーザー数が9億5000万人に達したとされる対話型AI「Gemini(ジェミニ)」などへの投資が市場から評価され、今年の株価も好調だ。

22日に発表された第2四半期決算も好調で、売上高は前年同期比24%増の1198億ドル(約19.53兆円)、グーグル・クラウドの売上高は82%増となった。しかし、投資家はAI関連支出の規模とその回収にかかる期間の長さに強い懸念を抱いている。投資家がこうした懸念を抱いているのはアルファベットに対してだけではなく、アマゾン、メタ、マイクロソフト、オラクルといった企業も、AI関連費用に対する懸念から株価が下落する局面を経験した。

一方、デル・テクノロジーズの株価がAIインフラの急速な成長とAIサーバー需要の急増の恩恵を受けたことで、マイケル・デルの資産額は過去1年間で急増した。デルの資産は今年だけでも数百億ドル増加しており、5月には好決算を受けて株価が32%以上急騰し、1日で約358億ドル(約5.84兆円)の資産増加を記録した。全株式の約40%を保有するデルは、この株価上昇によって世界トップクラスの富豪の仲間入りを果たしている。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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