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2026.07.24 11:40

ハズブロ株が一時10%上昇、ウォール街に「マジック:ザ・ギャザリング」を認めさせる

Robert - stock.adobe.com

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ハズブロの最高経営責任者(CEO)クリス・コックスは、米国時間7月21日に開いた決算説明会の大半を、同社で最も収益性の高いブランドである「マジック:ザ・ギャザリング」になぜ持続力があるのか、そしてなぜ将来の収益にとって安全な賭けなのかを、ウォール街のアナリストたちに説明することに費やした。1時間に及んだこの電話会議で第2四半期決算を説明したコックスは、このトレーディングカードゲームについて「圧倒的に当社最大のブランドでありながら、多くの面で最も理解されていないブランドでもある」と語った。

マジック:ザ・ギャザリングが断じて「単なる一時の流行」などではない理由

説明会でアナリストから出た質問の大半は「マジック:ザ・ギャザリング」に関するもので、その口ぶりはどこか、35歳になる我が子がなぜ収集型のトレーディングカードゲームに何百時間も、そして何百ドル(あるいはそれ以上)も注ぎ込むのかを理解しようとするベビーブーマー世代の親たちに似ていた。対するコックスの語り口は、「マジック:ザ・ギャザリング」が断じて「単なる一時の流行」などではない理由を、母親や父親に根気強く説明するマジックのプレーヤーのようだった。

コックスの説明によれば、マジックは10億ドル(約1630億円)規模のブランドとして2桁の増収を安定して続けているだけでなく、30年以上にわたってファン層を複利のように積み上げてきた。その結果として生まれたのが、「このゲームを一過性のトレンドではなく生涯をかけて取り組むものとして扱う、数千万人のファン」だという。

冒頭発言の大半をマジックの経済性の説明に充てたコックスの判断は功を奏し、説明会後に株価は10%を超えて跳ね上がった。その後は高値からいくらか押し戻されたものの、正午時点でも7%を超える上昇を保っていた。

売上高16%増で通期見通しを上方修正

ハズブロが発表した6月28日終了の第2四半期の売上高は、前年同期比16%増の11億ドル(約1793億円)だった。2026年上期6カ月間の売上高も15%増となっている。四半期の調整後営業利益は14%増の2億8200万ドル(約460億円)。希薄化後1株当たり純利益は1.12ドル、調整後の希薄化後1株当たり純利益は1.28ドルだった。

ハズブロは通期見通しも上方修正した。調整後EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は従来の14億ドル~14億5000万ドル(約2282~約2364億円)から、14億5000万ドル~15億ドル(約2364~約2445億円)へ。調整後営業利益率の見通しは24~25%から25~26%へ引き上げられた。

マーベルの新セットで売上高が27%増、ウィザーズ・アンド・デジタルゲーミング部門

四半期中に増収を最も牽引したのは、マジックブランドを含むウィザーズ・アンド・デジタルゲーミング部門だった。同部門の売上高は27%増と急伸しており、マジックの新セットであるマーベル・スーパー・ヒーローズが記録的な売れ行きとなったことがその原動力となった。

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