伝統的玩具にも勢いが波及
だが伝統的な玩具も底堅さを見せ、消費者製品部門は5%増となった。玩具業界の専門誌トイ・ブックの編集長で、消費者向けの玩具レビュー誌トイ・インサイダーのシニアエディターも務めるジェームズ・ザーンは、伝統的玩具の成長はハズブロにとっても業界全体にとってもとりわけ心強いと語る。「ハズブロのゲーム事業は巨大な存在であり、その成長軌道が続いていること自体には驚きはない」とザーンは述べた。
「その勢いが玩具と消費者製品にまで波及していることこそ、非常によい知らせだ。ペッパピッグやG.I.ジョーといったブランドは、伝統的玩具が今なお重要であり、長く続くブランドが未就学児から大人のコレクターまで幅広い層に響き続けていることを証明している」。
ザーンは、ハズブロが年末商戦に向けて注目度の高い商材を相次いで投入している点にも触れた。今月発売されたネットフリックスのドラマ「KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ」のなりきり玩具や、マーベルの新作スパイダーマンに連動した玩具がそれにあたる。大人向けに設計され、プレイ・ドーで凝った花のアレンジメントを作れるキット「ブルームス・バイ・プレイ・ドー」については、「立ち上がりから爆発的で、小売店では瞬く間に完売している」とザーンは語った。
この決算は「ハズブロの戦略が実を結んでいる」ことを示していると、ザーンは指摘する。「自社の強みに大きく踏み込みながら、自分たちのおもちゃ箱に入っているブランドで一緒に遊んでくれる適切なパートナーを見つけている。そこにそれが表れている」。
サイバー攻撃の減収影響は約41億円で予想を下回る
ハズブロは決算発表資料の中で、3月に受けたサイバー攻撃が第2四半期の事業運営に影響を及ぼしたと報告した。資料には「不正アクセスに関連する直接的な追加費用は、2026年6月28日までの3カ月間および6カ月間で1100万ドル(約18億円)となり、事業に対する減収影響は約2500万ドル(約41億円)と推計される」と記されている。
「サイバー攻撃による減収影響は当社の予想を下回り、業務は予定を前倒しして完全に復旧した」と最高財務責任者(CFO)のジーナ・ゲッターは決算説明会で述べた。「合計で当四半期に失われた売上高は約2500万ドルであり、従来想定していた4000万ドル~6000万ドル(約65~約98億円)を下回った」。


