米国時間7月23日、テスラの決算がウォール街の期待に届かず、同社の株価は過去1年間で最悪の日中急落を記録した。イーロン・マスクの資産は186億ドル(約3.03兆円。1ドル=163円換算)減少している。アナリストからは、ロボティクスや「ロボタクシー」事業において「目に見える」成果を出すよう求める声が上がった。
テスラ株14.1%急落、1株当たり利益が市場予想を下回る
23日午後の時点でテスラの株価は14.1%安と急落しており、2025年6月5日に記録した14.2%安以来、約1年ぶりの日中下落率を記録した。
テスラ株の暴落により、マスクの推定資産額は186億ドル(約3.03兆円)減の7317億ドル(約119.26兆円)となった。それでもマスクは、グーグルの共同創業者であるラリー・ペイジ(約42.99兆円)やアマゾンのジェフ・ベゾス(約40兆)を抑え、世界首位の富豪の座を維持している。
テスラの株価急落は、22日に同社が発表した四半期決算を受けたものだ。ファクトセットによると、同社の売上高は282億ドル(約4.59兆円)と市場予想の272億ドル(約4.43兆円)を上回ったものの、1株あたりの純利益(EPS)は予想の55セントを大きく下回る33セントにとどまった。
4兆円超を投資、ロボタクシーとオプティマスの成果が焦点
ヴァイバヴ・タネジャCFOは決算発表会の中で、2026年に250億ドル(約4.07兆円)、そして今後数年間でさらに多くの設備投資を行う計画を改めて表明した。
これに対し、ウォール街からは批判的な声も上がっている。モルガン・スタンレーのアナリストは投資家向けノートの中で、テスラの支出は「必要な投資」であるとしつつも、同社はロボタクシーや人型ロボットのオプティマスにおいて「目に見える形の」マイルストーンを示す必要があると指摘した。
キャナコード・ジェニュイティのアナリストもこの見解に同意し、テスラがAI戦略を強化する中で、今後6カ月間に意味のあるロボタクシーの実用化・導入が見られることを期待していると記した。



