AI関連職の探し方
AI関連分野の多くの職責は、職種名が標準化されるよりも早いスピードで生まれている。そのため、「AIガバナンスマネージャー」や「モデル評価担当者」といった言葉だけで検索すると、オペレーション、リスク、人材開発(L&D)、プロダクトマネジメント、あるいはコンプライアンスといった部門に隠れている適切な求人を見落とす可能性がある。
代わりに、求人情報の職務内容の中で、以下のような職責を探してみよう。
・AIが生成したコンテンツや意思決定の評価
・責任ある利用に関するポリシーの策定
・AIツールに関するチームへのトレーニング
・自動化の機会に向けたワークフローの検証
・品質、正確性、または規制遵守の監視
そして、それらの職責を、自分がこれまでに解決してきた課題と結びつけるのだ。LinkedInやIndeedなどの大手求人サイトでは、職種名だけでなく職責でも検索してみるとよい。例えば、以下のような組み合わせを試してみよう。
・「AIガバナンス」と自身の業界
・「責任あるAI(Responsible AI)」とコンプライアンス
・「モデル評価」または「モデル検証」
・「AIトレーニングスペシャリスト」
・「AIリスク」または「データガバナンス」
また、従来のテクノロジー企業以外にも目を向けてみよう。銀行、医療機関、法律事務所、大学、保険会社、コンサルティングファームなどは、業界特有のルールに対応しながらAIを導入している。これらの雇用主が必要としているのは、テクノロジーだけでなく、ビジネスの文脈を理解している人材だ。
特化型の求人サイトも役立つ。AI-Jobs.netでは、求職者がAIガバナンスや評価などの分野で求人を絞り込むことができる。また、Wellfoundなどのスタートアップ向けプラットフォームでは、AIとポリシー、コンプライアンス、ビジネス運営を組み合わせた職種が掲載されている。
公開されている求人だけに頼る必要はない。自社や同業他社でAI導入やDXを推進している部署を調べ、関連する業務を行っている担当者に連絡を取ってみよう。組織がどのような課題を解決しようとしているのか、どのような職責が生まれつつあるのか、そして人間の判断が依然として不可欠な領域はどこなのかを尋ねてみるのだ。
あなたが求める職種名はまだ存在しないかもしれない。しかし、その仕事自体はすでに存在しているはずだ。


