AIの影響が強まる厳しい雇用市場において、多くの働き手が急速なキャリア成長という目標に別れを告げ、代わりにさらなるキャリアの安定を求めるようになっていることが明らかになってきた。
Monster.comが1500人以上の労働者を対象に実施した2025年の調査によると、従業員の57%が2026年まで現在の会社にとどまる予定だと回答した。これは、経済的な先行き不透明感に伴う労働者の不安に大きく起因しており、労働者の40%が今年は雇用市場が悪化すると予想し、52%が全国的な人員削減が増加すると予想している。さらに、現在の労働人口の半分以上を占めるZ世代とミレニアル世代に焦点を当てると、デロイトによる報告書は、短期的な昇進よりも長期的な安定を優先したキャリアの選択をする若手労働者が増えていることを明らかにしている。
Forbesのシニアコントリビューターであるトレイシー・ブラウワーは、こうした統計や経済的な懸念を、労働者が職場で自身の価値を示し、証明するための実践的な方法を理解する必要性が高まっていることと結びつけている。不確実性からキャリアを守る確実な方法はないものの、ブラウワーは最近のコラムのなかで、自身の分野で求められ続け、信頼され、成功を収めるために、労働者が今できるいくつかの取り組みを概説している。
好奇心を持ち続け、人とのつながりを維持し、能力を磨き、説得力を持ち、創造的であることが、なぜキャリアの安定を高めることにつながるのか。ブラウワーの見解はこちらから読むことができる。
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仕事での成功、キャリアの加速、そしてよりスマートなリーダーシップを支援する、Forbesのスタッフやコントリビューターによる実践的な知見とアドバイス。
リーダーシップの専門家であるエスター・チョイによれば、夏は年末の人事評価に向けて準備を始めるのに最もスマートな時期だという。このシンプルなストーリーテリングのツールを活用し、自身の価値ある成果にスポットライトを当てよう。
転職直後はホッとするものの、新たな職に就いたことを後悔する労働者もいる。エグゼクティブコーチのキャロライン・カストリヨンによると、こうした内定時の危険信号(レッドフラッグ)は、面接プロセスで見落としていたかもしれない警告のサインを示している可能性があるという。
パーソナルブランディングの専門家ウィリアム・アルーダによれば、人前で話すこと(パブリックスピーキング)は人工知能時代における究極のキャリアスキルだという。パブリックスピーキングがどのようにキャリアを強化するのかを確認しよう。
憧れの企業での仕事を勝ち取るには、単なるネットワーキング以上のものが必要かもしれない、とキャロライン・セニザ=レヴィンは言う。採用への第一歩を踏み出す確率を高めるための3つの方法を紹介する。
深掘り:中小企業が採用しない理由、有能な人材が見つからないため
全米独立事業者連盟(NFIB)が400人以上の起業家を対象に実施した調査によると、6月に中小企業経営者の62%が新たな従業員を採用した、または採用しようとしたと回答した。しかし、回答者の半数以上が、募集している職種に対して有資格の応募者がほとんど、あるいはまったく見つからなかったと答えた。その結果、中小企業経営者の20%近くが、有資格の労働者を見つけることが最も差し迫った懸念事項であるとNFIBに語った。
Forbesのスタッフライターであるジョン・シュロイヤーは、移民規制がこの採用問題の一因になっていると説明する。全米住宅建設業者協会(NAHB)の報告によると、2024年の熟練建設労働者の3分の1を移民が占めていた。さらにシュロイヤーは、採用の専門家が、求職者が持つスキルと、雇用主が求人枠を埋めるために必要とするスキルとの間のミスマッチの拡大を指摘していると述べている。
また、関税やイランでの戦争による燃料費の高騰を受け、一部の中小企業は現在、採用の決定に対してはるかに慎重になっていると、専門家はシュロイヤーに語っている。
「中小企業は、手元資金の確保と採用に対して極めて慎重になっている」と、中小企業向け金融機関向けの業界誌『コールマン・レポート』の発行者であるボブ・コールマンは述べる。「これは一貫したテーマであり、過去数年にわたって一貫して見られる傾向だ」
有資格の労働力不足によるものか、あるいは経済に対する全般的な警戒感によるものかにかかわらず、シュロイヤーは、中小企業の採用が過去4カ月間ほぼ停滞していると指摘する。NFIBの雇用指数は100.2となり、5月の100.3から低下した。いずれも労働市場の軟化を反映している。
最新情報(TOUCH BASE)
労働の世界からのニュース。
求職者の約50%が求職活動中にAIを使用したと回答しており、雇用主の間では候補者が面接プロセスをごまかすためにAIツールを使用しているのではないかという懸念が高まっていると、ブルームバーグが報じている。その結果、採用へのアプローチを再考する組織が増えており、対面での面接、AI不正対策のトレーニング、AI検知ソフトウェアの導入などを検討する動きが出ている。
近年、企業はAIの活用に全面的に取り組んできた。Amazonのように社内のリーダーボードに従業員のAI使用実績を掲載する企業もあれば、使用頻度を人事評価やボーナスに連動させる企業もあった。しかし、従業員からの反発が高まるなか、一部の企業はAIに関するインセンティブ制度を再考し、AIの活用において量よりも質を重視するようになっていると、フィナンシャル・タイムズが報じている。



