自信のある人と聞くと、大半の人はある種の気質を思い浮かべるだろう。ゆったりと構え、動じることがなく、他の人を悩ませる疑念とは無縁に見える。このイメージ像は驚くほど根強いが、かなり不正確でもある。
有能で自信に満ちているように見える人を研究する臨床医や研究者は、このイメージ像を著しく複雑にする事実を日常的に目にしている。それは、時には心理学者がインポスター現象と呼ぶ水準にまで達することもある内面に潜む根強い疑念だ。専門誌『Journal of Organizational Behavior』に2024年に掲載されたレビューでも、この傾向は優秀なプロフェッショナルを研究する人の強い関心を集めており、外から見れば完全に余裕があるように見える状態と違和感なく共存していることが確認されている。
この共存こそが手がかりだ。それは自信とは人によってあったりなかったりする雰囲気ではなく、内面的な構造に近いものであることを示唆している。自信とは特定の繰り返される習慣を一つひとつ積み重ねて築き上げられるものであり、その習慣を実践している最中に人がどれほど落ち着いているか、あるいは不安を感じているかとはほぼ無関係である可能性が高い。心理学者は以下の5つの習慣において自信が築かれることが多いとみている。
習慣1:準備ができたと感じる前に行動する
直感的な戦略は、自信が湧いてくるのを待ち、その自信に基づいて行動するというものだ。しかし自分の能力に対する確信が実際にどのように形成されるかを主に扱う心理学の一分野である自己効力感理論によると、その順序は逆だ。自己効力感の最も強力な源泉は研究者が成功体験と呼ぶものだ。これは困難なことを成し遂げたという直接的で実体験に基づく証拠であり、挑戦する前ではなく挑戦の最中や後に得られる。
提案書を作成したものの不十分だと思い、確信が持てるようになるのを待つために送付を1週間先延ばしにする人を考えてみよう。その確信が予定どおりに訪れることは滅多になく、確信のなさをその仕事や自分自身の準備がまだ整っていないという兆候だと誤解することがよくある。
神経系は落ち着いて取った行動と心臓が激しく鼓動する中で完了した行動とを明確には区別しないようだ。一度その試みが現実のものになれば、それを実行する際に内面でどのような感覚を抱いたかに関わらず、証拠として認識される。
だからこそ勇気は自信の後に続くのではなく、往々にして自信より先に必要になるのだ。この習慣は行動する前に緊張しないことではなく、その緊張に支配されないようにするものだ。



