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2026.07.25 09:15

「ゼブラ飲み」に二日酔い防止効果なし 大分大学が科学実験で立証

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酒を1杯飲んだら水を1杯飲む。いわゆる「ゼブラ飲み」で二日酔いはもう怖くない、と思っているみなさんは、ちょっと気をつけたほうがいい。大分大学が検証したところによると、ゼブラ飲みには二日酔い防止の効果がないことがわかったのだ。

大分大学医学部医学生物学講座および医療倫理学講座は、三和酒類、九州大学、筑波大学の研究者によって設立された一般社団法人飲酒科学振興協会とともに、飲酒にまつわる疑問や通説を科学的に検証する「飲酒科学」を推進しているが、その一環として「飲酒時に飲水(チェイサー、やわらぎ水)を行うと二日酔いが緩和される」という通説の検証を行った。

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実験には、アルコールが代謝されて作られるアルデヒドを無害な酢酸に分解するアルデヒド脱水酵素2を有する、つまり普通に酒が飲める健康な日本人男性13人に参加してもらい、各自に体重1キログラムあたり純アルコール量1.3グラムに相当する清酒を1時間掛けて断続的に摂取してもらった。その後7日以上の間をあけて、同じ清酒と、体重1キログラムあたり15ミリリットルの水を同時に1時間かけて断続的に摂取してもらった。飲んだ酒の量は、体重60キログラムの人の場合、一般的なアルコール度数の清酒4合弱に相当する。

そして、摂取前、摂取直後、摂取後最大15時間までの各時点で、呼気中のエタノールとアセトアルデヒドの濃度を測定。さらに、主観的な酔いの症状(顔面紅潮、頭痛、悪心、集中力、眠気、気分の高揚など)のスコア評価を行った。

上が飲酒後の呼気中のエタノール濃度、下がアセトアルデヒド濃度。青が水を飲んだ場合、オレンジが飲まない場合。どちらもほとんど変化がない。
上が飲酒後の呼気中のエタノール濃度、下がアセトアルデヒド濃度。青が水を飲んだ場合、オレンジが飲まない場合。どちらもほとんど変化がない。

その結果、呼気中のエタノール濃度とアセトアルデヒド濃度の変化には、水を飲んだ場合と飲まなかった場合とで差が認められず、主観的酔い症状スコアにおいても差が認められなかった。つまり、エタノールの体内動態(代謝の様子)は水を飲んでも飲まなくても変わりなく、二日酔い症状に影響を及ぼさないことが示された。

飲酒後の主観的酔い症状スコア。水を飲んだ場合(青)と飲まなかった場合(オレンジ)。大きな差は見られない。
飲酒後の主観的酔い症状スコア。水を飲んだ場合(青)と飲まなかった場合(オレンジ)。大きな差は見られない。

水を飲むと悪酔いしないというのは、水を飲むことで飲酒量そのものが減ったり、飲酒ペースが緩やかになったりするためではないかと、研究グループは考えている。

まあ、水を飲むのは悪いことではない。ゼブラ飲みによって、無茶な飲み方が抑えられるのであれば、それはそれで効果があると言えるだろう。いずれにせよ、飲み過ぎれば二日酔いになるということだ。

出典:大分大学

チェイサーで二日酔いは防げない ―鍵は『水』ではなく『酒量』 飲水の効果を科学的に検証

Water intake during drinking does not alleviate hangover symptoms

文 = 金井哲夫

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